映画「未来のミライ」

映画「未来のミライ」を鑑賞しました。

この映画は、細田守が監督を務めたアニメーション。
小さな妹への両親の愛情に戸惑う男の子と、未来からやってきた妹との不思議な体験をつづる作品。

ストーリーは、小さい木が立つ庭のある家に住む、4歳で甘えん坊のくんちゃんは、生まれたばかりの妹に対する両親の様子に困惑していた。
ある日、くんちゃんはセーラー服姿の女の子と出会う。
彼女は、未来からやってきた自分の妹であると言う。

前作の「バケモノの子」から3年。
今回はタイトルからして、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいな作品なのかなと思っていました。
でも、今回の作品は冒険や胸を締め付けるような家族の愛情を描いているわけでもなし。
描かれているのは4歳の男の子の不思議な経験。
ここだけで、ちょっと肩すかしを食らった感じです(汗)

主人公のくんちゃんに妹が生まれたが、両親とも愛情が生まれたばかりの妹に向いてしまいがち。
それが面白くないのは、第一子にありがちな事。
自分は弟なので、そういう体験はないけど、4歳ともなると物心がつく年頃なので、両親の愛情が新しく生まれた子に行ってしまうのが面白くないにもわかる気がします。

くんちゃんが不思議な体験をする時は、主に中庭に1人でいる時。
そこで過去の母親や未来の妹と遭遇します。

しかし、その時空を超えた行き来に一貫性がなかったのが気になりました。
未来のミライちゃんと、人型に変身(?)した犬のゆっこは現世に入り込んできたのに対して、過去の母親や未来の自分に遭遇する時には、くんちゃん自身がタイムリープしてしまう。
この違いを、もう少し具体的な描いてほしかったですよ。

あと終盤で、家族の成り立ちを描くシーンにおける謎解きのようなミライちゃんの長セリフも蛇足に感じました。
あそこは映像だけでも十分に伝わる場面でしたよ。

構成自体は良く出来ていたと思います。
4歳の子の目線で語るというのは斬新な設定だったし、その4歳の子が過去や未来への旅を通じて妹への愛情が生まれたり、自転車に乗れるようにもなった。

過去や未来につながる人達がいた事で、その時間の連なりの中で家族の絆が生まれていく流れは、これまでも家族の絆を描いてきた細田監督ならではだったと言えましょう。

でも、過去の細田監督の作品と比較しても、今回のは「何かが違う」と感じる作品でした。
上映時間も100分足らずと短ったのも、この作品が物足りなく感じた理由の1つ。
観終わった後に、「細田監督、これでいいのか?」と問いかけたくなりました(汗)


未来のミライ (角川文庫)
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2018-06-15
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