智弁和歌山が21年ぶり3回目の夏制覇

第103回全国高校野球選手権大会決勝。
兄弟校対決となった決勝戦は智弁和歌山(和歌山)が9-2で智弁学園(奈良)に勝利し、21年ぶり3回目となる選手権優勝を決めました。

試合は智弁和歌山が初回から速攻。
先頭の宮坂選手が初球攻撃で二塁打で出塁し、連打で一、三塁。
まずは4番・徳丸選手の犠牲フライで先取点を挙げ、二死後に2連続タイムリーで3点を追加して、智弁学園の先発・西村投手からいきなり4点を先制。

智弁学園も2回に2点を返して反撃に出て、4回にも無死一、二塁と同点のチャンス。
ここで智弁和歌山ベンチは伊藤投手から、準決勝で完投したエース・中西投手をマウンドへ。
中西投手は智弁学園打線の後続を抑えて無得点。
智弁学園の先発・西村投手も2回以降は智弁和歌山打線に再三走者を出しながらも粘りの投球で無得点に抑える力投だったが、5回の攻撃で代打を送られた関係で、智弁学園も6回から継投策に。

智弁学園は6回から、昨日の準決勝で完投した小畠投手を起用。
しかし、先頭の内野フライを落球するなどミスを連発し、智弁和歌山に追加点を与えてしまう。
小畠投手は7回以降も失点を重ねて計9失点。

対照的に智弁和歌山の中西投手は智弁学園打線を無得点に抑える好リリーフ。
最後の攻撃も3人で抑えて、智弁和歌山が9-2で智弁学園に打ち勝って、夏は実に21年ぶりとなる選手権優勝を飾りました。

智弁和歌山は21世紀になってからは初めての優勝。
中谷監督は、1997年に主将として同校の優勝を経験しているので、選手・監督として優勝を経験した事になります。
智弁和歌山を強豪校に仕立て上げた高嶋監督の後任でプレッシャーもあったかと思いますが、強豪の系譜を引き継がれていますね。

この智弁和歌山がセンバツは未出場。
今年の和歌山は、センバツにも出場した市和歌山・小園投手という高い壁がありました。
この小園投手を、昨秋は打てずに近畿大会にも出場出来なかった智弁和歌山。
打倒・小園の成果が表れて夏の和歌山を制し、甲子園をも制覇。
智弁和歌山が強打で優勝した事で、小園投手の評価も更に上がってきそうですね。

2年ぶりに行われた夏の甲子園。
昨年は夢を見る事すら出来なかった球児がいた分、今年の甲子園は特別な大会になると思っていました。

大会序盤は天候に泣かされて、順延となった日数が大会史上最多の7日。
本来なら準々決勝が行われていた日に、しんがりの浦和学院(埼玉)の初戦を迎えるなど、かなり延びてしまいましたね。
8月29日に決勝戦は勿論、大会史上最も遅い決勝戦。
ベスト8に東日本勢が残らず、ベスト4が全て地元の近畿勢だったのも、この日程が少なからず影響していると思います。

天候以外に泣かされたのがコロナ感染。
2回戦からの登場で智弁和歌山と対戦予定だった宮崎商(宮崎)、初出場ながら初戦を突破した東北学院(宮城)で出場登録の選手の中から感染者が出てしまい、やむなく出場を辞退する事に。
特に宮崎商はセンバツに出場しているとはいえ、夏は戦わずに姿を消す事になったのは、あまりにも悲しい事です。
本当に、悪質なウィルスを世界中にばら撒いた中国と、見て見ぬふりをしていたWHOが憎いです。

コロナ禍の影響で一般客を入れずに学校関係者のみを球場に入れての開催。
大会当初は吹奏楽やチアガールなども応援席を彩っていましたが、大会期間中に兵庫県に緊急事態宣言発令された事に伴い、野球部の関係者のみに限定されて、吹奏楽の応援も録音したものを流しての応援に路線変更される事に。
来年は難しいかもしれませんが、近いうちに超満員の甲子園が戻る事を願ってやみません。

智弁和歌山高校、甲子園優勝おめでとうございます。
甲子園が終わると夏が終わる。
2年ぶりの夏の甲子園となりましたが、毎年のように同じことを考えてしまいます。

この記事へのコメント