映画「大コメ騒動」

映画「大コメ騒動」を鑑賞しました。

この映画は、1918年に富山県の沿岸部で発生し、全国規模の大暴動へと発展した史実「米騒動」を題材にしたドラマ。
米の価格高騰により庶民の生活が困窮する中、家族を守るために立ち上がった女性たちの奮闘を描く作品。

ストーリーは、シベリア出兵直前の1918年(大正7年)、富山県の漁師町に暮らすおかか(女房)たちは日々値上がりする米の価格に頭を抱えていた。
家族に米を食べさせたくても高くて買えず、困り果てた彼女たちは米屋に安く売るよう訴えるも失敗し、リーダー格のおばばが逮捕されてしまう。
その後も米の価格は高騰するばかりで、ある事故をきっかけにおかかたちはついに行動を起こす。

2021年公開作品で最初の鑑賞に選んだのが、この「大コメ騒動」。
「米騒動」は、学校での歴史の授業で習った程度ですが、いかにして起こったのかも予告編を見て気になったので劇場鑑賞してみる事にしました。

当初は米騒動をコメディタッチに描くのかと思っていましたが、ほぼ実際に起こった出来事をリアルに描いた作品でしたね。
貧富の差、食べていくだけで精いっぱいな人などは今の状況と似ています。

価格が高騰する米、働けど買えないという理不尽さ。
女が働いても何も変わらない時代に、子供に腹一杯食べさせてあげたいという母親たちの純粋な思いが社会をも変えていこうとする。
この辺の流れに関しては胸のすく内容でした。

でも、やはり全体的に見ると物足りなさが残る内容でした。
全国規模にまで発展した米騒動ですが、富山県ばかりに焦点を当ててしまっていて、富山県外となるとチラッと新聞記事で触れる程度。
これでは、映画タイトルの「大」は不要だったかと。
井上真央、室井滋の演技は良かっただけに、脚本という部分に関しては残念でした。

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