映画「糸」

映画「糸」を鑑賞しました。

この映画は、中島みゆきの楽曲「糸」を基に描くラブストーリー。『
日本やシンガポールを舞台に、平成元年生まれの男女の18年を映し出す作品。

ストーリーは、北海道で暮らす13歳の高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)は、互いに初めての恋に落ちるが、ある日突然葵の行方がわからなくなる。
彼女が養父の虐待から逃れるために町を出たことを知った漣は、夢中で葵を捜し出し駆け落ちしようとする。
だがすぐに警察に保護され、葵は母親と一緒に北海道から出て行ってしまう。
それから8年、漣は地元のチーズ工房に勤務していた。

平成元年1月8日から平成31年4月30日までを描いた作品。
昨年もフジテレビで平成の30年を描いたスペシャルドラマをやっていましたね。
北海道が舞台なので、阪神大震災は描かれませんでしたが。

駆け落ちに失敗した漣と葵は8年後に成人し、東京で行われた友人の結婚式で再会します。
しかし、葵には別の恋人がいました。
その恋人が斎藤工だったので、最初はボディーガードかと思っていたのは、ここだけの話(笑)
友人の結婚式で再会した時のぎこちなさときたら。
引っ越していって葵はともかく、漣も学生時代の「葵ちゃん」から「園田」に変わっていたのに妙な違和感を覚えました。

出会っては別れるを繰り返す2本の糸。
結婚式で再会した1年後に再び出会い、北海道の空港に乗る葵を漣が見送る場面が何とも切なく映りました。
ガラス越しに設置された電話を介して言葉を交わすも、そのまま別れて行ってしまいます。

その後、葵はシンガポールへ渡り友人と一緒に事業を興し、漣は北海道に残って同僚の女性と結婚します。
しかし、そのお互いの生活も長続きせず。
結末が読める展開でしたが、漣も葵も苦労を重ねてきただけに、お互いの幸せが長続きしてほしかったと思う気持ちがありました。

そして、平成最後に日へと話が進んでいきます。
ここで2人の行動範囲の広さが。
最初は東京にいて、その後、美瑛でかつて葵が暮らしていた家の近くにある食堂に寄り、ラストは函館港で再会。
1日で、ここまで移動できるものなのかという疑問がありました。

脚本にいくつかツッコミどころはありましたが、実際に起こった出来事を交えながら進んでいくストーリーは、運命の糸を繋げているように感じました。
出会いを別れを繰り返しながら、再び巡り会う。
この映画のタイトルの元でもある中島みゆきの「糸」の歌詞にシンクロするような話の流れだったと思います。

漣を演じた菅田将暉、葵を演じた小松菜奈の2人が、この映画を盛り立ててくれましたね。
中でも、菅田将暉は先日まで放送していたTVドラマで悪役を演じていただけに、この映画と比較してみると、本当に同一人物なのかと思わせてくれます。
エンドロールで歌っていた「糸」も上手く歌えていましたね。

自分は昭和生まれですが、平成の方が過ごした時間は長いです。
自分にとって平成とはどんな時代だったのか?
映画を観終わった後に、いろいろと考えましたよ。

この記事へのコメント

2020年09月10日 23:46
令和の時代に、平成を振り返る物語を、昭和丸出しの演出で見せてくれる作品でしたね。
もう少し平成らしい展開のドラマにしてほしかったです。
東日本大震災も何だか付け足しに思えてしましましたし…。
FREE TIME
2020年09月12日 23:13
 >にゃむばななさん
コメントの返信遅くなり失礼しました。
確かにステレオタイプな演出でしたね。
平成で実在した出来事を取り上げたのは良かったけど、何だか物足りない部分も感じました。