映画「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

映画「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」を鑑賞しました。

この映画は、ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」を実写化したドラマ。
南北戦争下の姉妹の物語を、作家を夢見る次女の視点で描く作品。

ストーリーの登場人物は、しっかり者の長女メグ(エマ・ワトソン)、アクティブな次女ジョー(シアーシャ・ローナン)、ピアニストの三女ベス(エリザ・スカンレン)、人懐っこくて頑固な四女エイミー(フローレンス・ピュー)、愛情に満ちた母親(ローラ・ダーン)。
彼女らマーチ一家の中で、ジョーは女性というだけで仕事や人生を自由に選べないことに疑問を抱く。
ジョーは幼なじみのローリー(ティモシー・シャラメ)からの求婚を断って、作家を目指す。

当初は3月下旬に公開予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で公開延期に。
まだ、延期になったままの作品は多いけど、思っていたより早く公開される作品が出てくるのは、イチ映画ファンとして嬉しい限りです。

原作は、過去に何度も映画化された「若草物語」。
確か、日本でもアニメで放送された事があったような。
これって、自伝に基づく小説だったのですね(汗)

19世紀半ばのアメリカが舞台。
南北戦争とか世相を反映する出来事も登場してきます。

特徴は現在と過去が行き来する構成で、ジョーが出版社に小説を売り込むシーンが現在。
後に「若草物語」となる小説の中で描かれる四姉妹の暮らしが過去。
父が戦争から戻ってきたり、三女のベスが病気になったり、幼馴染からプロポーズされたり等々。
少女時代の、ありふれた日常や幸せの積み重ねを描いた内容が、何とも言えない程に心を打ちます。

この物語は19世紀の話ではありますが、劇中内でも描かれいた姉妹の悩みの種は今でも続いているのが現状。
結婚だけが女の幸せではない事、容姿ではなく知性で評価されるべき点など。
出版社の社長もジョーを女というだけで差別的な目で見ているところがありました。
でも、その出版社の社長によって自らの小説が製本されて世に出るまでになったのだから、知性で評価されたと言う事なのでしょう。

自分は男ではありますが、男尊女卑とも言える当時のアメリカの世相の中で強く生き抜こうとする四姉妹に共感を持ちました。
女性だけでなく男性にも観てほしい作品ですね。

この記事へのコメント

2020年06月23日 00:00
女性監督が女性の気持ちを汲み取りながら、原作者が女性の作品を映画化したというのがこの成功の要因なんでしょうね。
やっぱり女性の気持ちは女性しか描けないんですよ。
でもそれを男性にも優しく理解させているところもまた素晴らしいんですよね。
FREE TIME
2020年06月23日 22:12
 >にゃむばななさん
こんばんは。
確かに女性の気持ちは女性にしかわからないでしょう。
逆も、また然り。
私たちのような男性にも理解を得られそうな作品だったと思います。