映画「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~ 」

映画「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~ 」を鑑賞しました。

この映画は、太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をケラリーノ・サンドロヴィッチが戯曲化した舞台を、成島出監督が映画化。
互いの目的が合致した男女が偽りの夫婦を演じる作品。

ストーリーの時代背景は、戦後の混乱期を経て、復興へと舵を切った昭和の日本。
雑誌の編集長を務める田島周二(大泉洋)には、何人も愛人がいた。
一念発起して愛人たちと別れようと決意するが、彼女たちの顔を見るとなかなか別れ話ができない。
そこで田島は、美人だががめつい永井キヌ子(小池栄子)に妻のフリをしてもらうことを思いつく。

太宰治の未完の遺作を映画化した作品。
太宰治の作品は、あまり読んだ事がないが、コメディタッチの映画で予告編でも気になったので劇場鑑賞してみる事にしました。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏が舞台化した作品の映画化。
確かに、舞台っぽい演出がいくつか見られましたね。

戦後の昭和の時代背景を感じる作品で、レトロな雰囲気やノスタルジックな映像が鮮やか。
女優陣の衣装も、キャラが出ていましたし、当時にしてはオシャレだったように見えました。

豪華キャストで並べられた作品ですが、中でも大泉洋と小池栄子の演技が光っていましたね。
主演の田島周二を演じた大泉洋は、自分が思う太宰治のイメージとは異なりますが、優柔不断ではあるけど性格的にはお人よしがはまり役。
大泉さんが持つ明るいキャラクターを損ねる事なく、いい感じでした。

それ以上の存在感があったのが永井キヌ子を演じた小池栄子。
ダミ声から放たれる「田島の家内でございます。」には都度笑いそうになったし、襲いかかろうとする田島を肩車で投げ飛ばすパワフルぶりには唖然としてしまいました。

最後の方が、ちょっとわけが分からなくなりましたけど、充分に楽しめる内容でした。
暗いイメージが多い太宰治の作品とは思えない内容だったのも、まだ斬新でした。

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