映画「パラサイト 半地下の家族 」

2月1日のファーストデーに、映画「パラサイト 半地下の家族 」を鑑賞しました。

この映画は、第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した人間ドラマ。
裕福な家族と貧しい家族の出会いから始まる物語を描く作品。

ストーリーは、半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。
ある日、たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹のギジョン(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。

韓国が舞台の映画。
韓国映画は全然観ていないし、この映画も鑑賞予定になかったのですが、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝き、先日のゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞も受賞したこともあり評判が高いという事もあって、いざ劇場鑑賞してみる事にしました。

映画のタイトルにもなっている「パラサイト」。
どんな意味なのかというと、「パラサイトシングル」のことで、意味は「社会人や成人になっても親と同居をしている未婚者」。
主に親に基本的生活を依存しながら生活を送っている未婚者の事。
また「寄生虫」という意味でもあるそうです。

半地下住宅に住むキム一家。
半地下住宅の名の通り、家は地面より低く、トイレは床より高いところにあるという、日本では見ないであろう住宅。
いくら家族で住んでいると言っても、こういう家に住むのは嫌だなと思ってしまいます。

そんな貧しい暮らしから抜け出すべく、一家は金持ちの家に入り込んで豊かな生活を得ようと企みます。
まず、長男のギウが家庭教師に、娘のギジョンは美術セラピーとして入り込みます。
そして2人の策略で運転手と家政婦を追い出す事に成功して、その後釜として父親のギテクと母親のチュンスクが入り込みます。

一家揃って富裕層の家に入り込むというのも奇抜な発想ですが、そこに至るまでに過程も面白いです。
パク家の奥様が疑いもせずに、次々と家族を受け入れてしまのが滑稽でしたね。
家政婦が病院に通っていた件なんて、ちょっと調べればウソだとわかるのにね。

全てが思い通りに行っていたキム家ですが、やがて、多くの人を欺き続けてきた報いを受ける事になります。
キム一家4人は、パク家が外出中であるのをいい事に、勝手に冷蔵庫の中の物を漁って好き勝手に飲み食いを始めます。
いくら留守中とは言っても、万が一の事を考えて派手な行動は慎むものですが、こういったずぼらさが貧困家庭から抜け出せなかった要因であったのかとも思えてきます。

その万が一がやってきた時のキム家の慌てぶりも、また滑稽でした。
豪邸で我が物顔で居座っている間に、本来の住居が大雨によって水没してしまうのも気の毒にとは思わなかったですね。

その後は、予測不能な展開の連続。
まさか殺人事件にまで発展してしまうとは。
ユーモラスな前半に対して、ヒステリックな後半と、まさに奇想天外。
この映画が、高い評価を受けているのも頷ける内容でした。

この記事へのコメント

2020年02月08日 23:47
このパラサイト家族に心のどこかで共感出来てしまう人が世界中にたくさんいるから、世界中で大ヒットしているんでしょうね。
大雨の日にあの元家政婦さえ招き入れなければと思いつつも、そこで招き入れちゃうところに人間味があるということなのでしょうね。
FREE TIME
2020年02月09日 22:49
 >にゃむばななさん
こんばんは。
確かにキム一家に、どこか共感するような部分が自分にもありました。
世界中で指示されているのもわかりますね。
自分も元家政婦を家に入れた時には「何で?」と思ったけど、自分たちのせいで職を追われたという気持ちがあったから受け入れてしまったのでしょうね。
韓国にしては珍しく人間味を感じる作品でした。