映画「ラストレター」

映画「ラストレター」を鑑賞しました。

この映画は、岩井俊二監督が体験した出来事を基にした物語をラブストーリー。
初恋の人と再会したヒロイン、ヒロインを彼女の姉と誤解した小説家、母に送られる小説家からの手紙に返信を書く娘の、心の再生と成長が描かれる作品。

ストーリーは、夫と子供と暮らす岸辺野裕里(松たか子)は、姉の未咲の葬儀で未咲の娘・鮎美(広瀬すず)と再会する。
鮎美は心の整理がついておらず、母が残した手紙を読むことができなかった。
裕里は未咲の同窓会で姉の死を伝えようとするが、未咲の同級生たちに未咲本人と勘違いされる。
そして裕里は、初恋の相手である小説家の乙坂鏡史郎(福山雅治)と連絡先を交換し、彼に手紙を送る。

2020年公開の映画では最初の鑑賞作品。
出演者の顔ぶれも豪華だった事、劇場での予告編に魅かれ鑑賞してみる事にしました。

冒頭のシーンで、いきなり混乱をきたしてしまいました。
その後の話の流れで、姉の遠野未咲とその娘の鮎美を広瀬すずが演じ、妹の岸辺野裕里の高校生時代と娘の颯香を森七菜が演じている事がわかりました。
公式HPでは、しっかりと登場人物を紹介しているのですが、自分は先入観を持って鑑賞しない為に、事前に鑑賞する作品の公式HPは見ない事にしています。
その為に、最初は混乱してしまいました。

最初は主人公の少女時代くらい別の女優を起用しても良かったのではないかと思いましたが、この設定が後半のシーンで活きてくる事になります。
この演出方法には感心しましたね。

姉が亡くなったことを告げる為に高校の同窓会に出席した裕里だったが、参加した人達に姉本人と間違われてしまい、そのまま会に参加してしまう事に。
欠席でハガキを返信する際に亡くなった事も伝えれば良かったのではないかと思いましたし、夫の言った通りに「何しに行ったんだ」って思いました。

その同窓会の帰りに裕里が高校時代に在籍していた部の先輩でもある乙坂鏡史郎と再会する。
最初はスマホでやり取りしていたが、夫の宗二郎(庵野秀明)にスマホを見られた挙句に壊されてしまい、その後は手紙でやり取りする事に。

その手紙のやり取りをしている間に、乙坂が未咲宛として裕里の実家へ送った手紙が鮎美の目に留まってしまい、いたずら心で夏休みの間に泊まっていた裕里の娘の颯香と一緒に乙坂へ返信してしまいます。

その後、乙坂宛に裕里からの手紙と鮎美からの手紙が届いてしまうのですが、こういった2人の未咲から手紙が来るという複雑な展開へと発展し、ファンタジーな要素が絡んできます。

でも乙坂は、どちらも未咲からの手紙ではない事を見抜いていました。
何で簡単にわかったのかは、ところどころで流れてくる過去の回想シーンを見ていて「なるほど。」と感じさせてくれます。

詳細を書くのはここまでにしますが、今はメールが普及している事もあって、手紙で交流する事が減っている人は増えているかと思います。
私も、そんな中の1人です(汗)
しかし、手紙には手紙の良さがあります。

手紙の存在が世代と時代を超えて人と人とを繋げていく。
そんな心と心の交流の大切さを再認識させた作品でした。
メールやSNSでは感じられないやり取りが、手紙が届く度に気持ちを動かしてくれるのかと言う事が伝わってきました。

この記事へのコメント

2020年02月05日 12:04
手紙の持つ魅力はやっぱりいいですよね。SNSとは全然違うんですもん。
特に相手からの返信を待っている時間も、相手に手紙を書く時間の長さもいいんでしょうね。それだけ相手を想えるから。

ただなぜ未咲は阿藤を選んだのか?ここが本当に引っ掛かりましたわ。
FREE TIME
2020年02月05日 21:42
 >にゃむばななさん
手紙はSNSと違って、直ぐに届くわけではないので、書いている時間や待っている時間もかけがけのないものだと思います。
この映画では、手紙が持つ魅力を存分に伝える内容でした。

それにしても、何で未咲は阿藤と一緒になる事を選んだのか不可解でしたね。