映画「蜜蜂と遠雷」

映画「蜜蜂と遠雷」を鑑賞しました。

この映画は、直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の小説を実写映画化。
若手ピアニストの登竜門とされる国際ピアノコンクールを舞台に、4人のピアニストたちの葛藤と成長を描く作品。

ストーリーの主な登場人物は、優勝者が後に有名なコンクールで優勝するというジンクスで注目される芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑む栄伝亜夜(松岡茉優)、高島明石(松坂桃李)、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)、風間塵(鈴鹿央士)。
長年ピアノから遠さがっていた亜夜、年齢制限ギリギリの明石、優勝候補のマサル、謎めいた少年・塵は、それぞれの思いを胸にステージに上がる。

直木賞と本屋大賞をダブル受賞した作品の映画化。
ちなみに原作は500ページ以上もあるそうです。
それを約2時間に収めるのは大変だったかと思います。

若手ピアニストの登竜門とされる芳ヶ江国際ピアノコンクールに予選から挑む4人の若者が中心。
ピアノで競い合う4人の個性が、しっかり描かれていたと思いますよ。

4人の中でも栄伝亜夜が中心となって話が構成されていましたね。
少女時代から天才と言われながら、急に姿を消してしまったが、数年後にピアニストとして戻ってくる。
セリフは少なく感情も抑え気味ながら、周囲の厳しい言葉に反発せずに、淡々と自分を貫く姿が印象的でした。
ちょっとイラッとする部分もありましたけどね(汗)

1次予選、2次予選、そして本選と続いていきますが、コンクールに出場するピアニストって並大抵の精神力がないとダメなんでしょうね。
会場中の視線が、そのピアニストだけに注がれて、その中で演奏していくわけですから。
そういう意味では、360℃から視線を受けるフィギュアスケートなんて、もっと強い精神力が要求されますね。

そして、本選ではオーケストラとの共同演奏。
オーケストラなので指揮者もいるわけですが、独奏と違って周囲に音色を合わせる分、協調性も要求されるわけで。
最初の練習ではオーケストラや指揮者に合わせられず3人とも苦労していましが、本番にきっちりと合わせてくるあたりも、ピアニストとしての才能なんでしょうね。

この映画で気になったのが「蜜蜂と遠雷」というタイトル。
ネットで調べてみたら風間塵の事を意味していたようです。
原作の主人公も風間塵だとか。

その風間塵を演じたのが新人の鈴鹿央士。
広瀬すずがスカウトした子だそうですが、新人とは思えないくらい、見事なまでの「天才」を演じ切っていました。

この記事へのコメント