映画「アルキメデスの大戦」

映画「アルキメデスの大戦」を鑑賞しました。

この映画は、「週刊ヤングマガジン」連載の三田紀房のコミックを原作にした歴史ドラマ。
1930年代の日本を舞台に、戦艦大和の建造計画を食い止めようとする数学者を描く作品。

ストーリーは、昭和8年(1933年)、第2次世界大戦開戦前の日本。
日本帝国海軍の上層部は世界に威厳を示すための超大型戦艦大和の建造に意欲を見せるが、海軍少将の山本五十六(舘ひろし)は今後の海戦には航空母艦の方が必要だと主張する。
進言を無視する軍上層部の動きに危険を感じた山本は、天才数学者・櫂直(菅田将暉)を軍に招き入れる。
その狙いは、彼の卓越した数学的能力をもって大和建造にかかる高額の費用を試算し、計画の裏でうごめく軍部の陰謀を暴くことだった。

マンガが原作の作品。(原作は未読です)
三田紀房と言えば「ドラゴン桜」とか「砂の栄冠」とかが有名ですね。
史実とフィクションを交えた内容で、高度なVFXを駆使する白組製作、ベテランから若手まで豪華キャストを揃えているので、公開前から楽しみにしておりました。

冒頭は太平洋戦争で戦艦大和が激戦の末に沈没するシーン。
2005年に鑑賞した「男たちの大和」を思い出すようなシーンでした。
これもVFXを駆使した映像なんですよね。
流石に海から落ちるわけにはいきませんから。

その後、話は昭和8年にまで遡る。
当時の日本は軍事国家。
日露戦争に勝利した事で、更なる軍事力を高めようと、帝国海軍の上層部は戦艦大和の建造する事で世界にアピールしようとするが、山本五十六は、これからは航空空母が主流であると主張する。

そこで、山本五十六は建造費の見積りがおかしいと思い、見積りの不備を指摘して戦艦大和の建造を阻止すべく、偶然、料亭で出会った櫂直に目をつけます。
櫂直は数学の天才であるが、ある事から帝大を退学となってしまう。
その上、当時では、かなりやばいのではないかと思うほどの軍人嫌い。
最初は山本の誘いに乗り気でなく、アメリカへ渡るつもりだったが、思い直して海軍に入り、いきなり主計少佐に抜擢されます。

詳細を書くのは、ここまでにしておきますが、数学を駆使してアメリカとの戦争を阻止しようと東奔西走する櫂。
自分は数学は苦手だったので、数式とか書かれても意味がわからない部分がありましたが、限られた時間の中で見積りの不備や、戦艦の構造に欠陥がある事を見抜いたシーンは見応えありましたね。

しかし、その後の展開は史実通りに動いてしまいます。
一度は退いた平山中将(田中泯)は、後日、櫂を呼んで、これからの日本のあるべき姿を語りかけます。
その為に、戦艦大和が必要なのだと説得して。
このシーンを観て、当時はいかに軍人の力が強かったのかがよくわかりました。
また、戦争を止めようと声かけされたのに、結局、戦争に利用される櫂が何だか悲しかったです。

最後に、櫂が戦艦大和が出航していく姿を見届けて涙するシーン。
やはり悔しさから来る涙なのでしょうね。

ちなみに余談ではありますが、今年のGWは10連休だった事もあって広島県へ旅に出かけ、呉市にも行って参りました。
写真は大和ミュージアムで撮影した戦艦大和の模型です。
実際の戦艦はどのくらいの大きさだったのでしょうね(汗)
9.戦艦大和②.JPG

この記事へのコメント

2019年08月15日 16:42
大和が砲門の自重で傾き始めて沈没するくだり。
あれを映像化しちゃうセンスは素晴らしいですね。
本編よりもそこで盛り上がっちゃいましたよ。
FREE TIME
2019年08月15日 23:12
 >にゃむばななさん
あの大和が傾いていくシーンは圧巻でした。
映像だけで、あそこまで再現できるものなのかと。
それもCGの技術が成せる業なんでしょうね。