映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を鑑賞しました。

この映画は、岩井俊二によるドラマを基にしたアニメ版。
現代の要素を入れながら長編として再構築し、夏休みを過ごす中学生の男女を主人公に、何度も繰り返されるある1日を描く作品。

ストーリーは、夏休みの登校日。
中学生の典道と祐介は、なずなの前で競泳対決をすることに。
典道は、競争のさなかに水中で不思議な玉を見つける。
一方、祐介は競争に勝ち、なずなに花火大会に誘われる。
放課後、皆が打ち上げ花火のことで盛り上がっている中、なずなが母の再婚に悩んでいることを知る典道。
どうすることもできない自分に典道はもどかしさを感じ、ふいに玉を投げると、なぜか競泳対決の最中に戻っていた。

1995年に公開された映画をアニメ版にしてリメイクされた作品。
ちなみに、この映画は当時は観ていません。
そういう訳で先入観なしで鑑賞していました。

22年前の作品では典道もなずなも小学生だったそうですが、今回は中学生。
中学生といえば多感な時期ですが、わざわざ小学生から変える必要があったのだろうか?

作品の舞台は、現在の千葉県旭市。
飯岡駅という駅も実際にある駅名との事です。
この「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のロケ地を巡っているサイトを見たのですが、飯岡の街をそのままに再現している事を確認しました。

作品を鑑賞した全体的な感想としては、何だか中途半端なストーリーに終始してしまった印象が残ってしまいました。
小学生にしては許せる範囲でも、中学生としてはガキっぽいと思われてもしかたない部分が何点か見られた。
もっとも中学1年生の設定なので、まだ小学生っぽさが抜けてなくても仕方ないのかもしれない。
ただ、なずなが中1に見えないと思うのは私だけではない筈(爆)

タイムリープを繰り返すにしても、結局は同じ事の繰り返し。
どういう道筋に進もうが、なずなが転校する歴史は変えられないし、街からも抜け出せる事が出来ない。
何より、タイムリープから現代に戻される終わり方があまりにも唐突。
結局、何の余韻すら残っていないではないかと・・・。

世間でも、この映画の評判が、あまり芳しくないようですが、その理由の1つとされているのが、なずな役の広瀬すずと典道役の菅田将暉の声。
確かに自分も2人の声がイマイチだなと思いました。
特に典道が棒読みでしたね。

そして、時代設定がいつなのかが不透明だった。
おそらく実写映画だった90年代の世界観そのままにアニメしたみたいですね。
誰も携帯電話を持っていないし、なずなの母親が松田聖子のファンであるとか。
そして、「観月ありさ好きだ」と叫んでいたシーンには笑いそうになりましたね。
もう観月ありさと言ったらねぇ・・・。

それと舞台である千葉県旭市。
現代版にアレンジしたなら6年前の爪痕も残っている筈なので、少なくとも現代には時代設定していないなと思いました。

タイトルにある「「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」。
自分だったら、下から見ますね。
やっぱり下から上空に上がってパッと咲く花火を下から見上げる事に風情を感じますから。
横からだと、そうは感じないかも。


amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? (角川文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのトラックバック