映画「追憶」
映画「追憶」を鑑賞しました。
この映画は、「駅 STATION」「鉄道員(ぽっぽや)」などの降旗康男監督と撮影の木村大作がタッグを組んで製作したミステリードラマ。
主人公の刑事が殺害現場で遺体となった幼なじみと対面し、共通の旧友が容疑者として浮上、事件の真相と3人の男の封印された過去が次第に明かされる作品。
ストーリーは、富山県警捜査一課の四方篤(岡田准一)は、漁港で旧友の川端悟(柄本佑)の刺殺体と対面する。
容疑者として浮上した田所啓太(小栗旬)を含む3人は、幼少期に親に捨てられ、共に過ごした関係だった。
会社と家族のために金策に奔走していた川端と、幸福な日々を送る田所。
そして、妻とすれ違いの日々を送る四方。
こうして四方と田所は再会を果たすものの、四方の問い掛けに田所は何も語ろうとしない。
本作品の舞台は富山県。
時折、東京都や石川県も絡みますが、富山県で起きた殺人事件を中心に話は進んでいきます。
被害者、容疑者、刑事として再会する事になった3人。
25年前のある事件をきっかけに離れ離れになっていたのですが、四方の追及に田所は口をつぐみ、四方も事件前に川端に会っていた事を上司に報告せずに隠す。
幼い頃に負ったトラウマのせいか、四方は母(りりィ)とも妻(長澤まさみ)とも上手くいかずに苦悩する。
不幸な幼少期を過ごした田所は幸せな家庭を手に入れようとする。
川端は自分を拾ってくれた恩人の為に、家族を支えようとしている。
それぞれ別々の人生を歩んできましたが、共通している事は幼少の頃に自分達の面倒を見てくれた喫茶店の店主・涼子(安藤さくら)の存在と思い出。
四方は川端の死によって涼子のその後を知る訳ですが、田所と川端の2人はそれ以前から涼子と会っていた。
唯一、富山に残っていた四方だけ取り残されていたって感じに見えてしまいました。
鑑賞中に一番気になっていたのは、やはり誰が川端を殺したのかと言う事。
容疑者としてマークされた田所ではないとは思っていましたが、犯人があっさり判明したのには、さすがに拍子抜けしました。
しかも殺人の動機が、あまりにも身勝手な理由でしたね・・・。
ただし、この作品のテーマは推理もののミステリー映画ではなく、重い過去を背負った者たちが、その後の人生をどう過ごしてきたかという事。
3人以外にも重い過去を背負う人物ばかりで、非常に重苦しく感じる内容でした。
ストーリーは確かに重かったけど、一方で富山の景色にも目を奪われました。
雄大に聳え立つ立山連峰、日本海に沈む夕陽など、北陸に行かないと味わえないような景色の美しさが、この映画を引き立てていたように思います。
ラストシーとなる、かつて喫茶店があった場所で四方と涼子が再会するシーンは、やはりグッとくるものがありました。
この映画は、「駅 STATION」「鉄道員(ぽっぽや)」などの降旗康男監督と撮影の木村大作がタッグを組んで製作したミステリードラマ。
主人公の刑事が殺害現場で遺体となった幼なじみと対面し、共通の旧友が容疑者として浮上、事件の真相と3人の男の封印された過去が次第に明かされる作品。
ストーリーは、富山県警捜査一課の四方篤(岡田准一)は、漁港で旧友の川端悟(柄本佑)の刺殺体と対面する。
容疑者として浮上した田所啓太(小栗旬)を含む3人は、幼少期に親に捨てられ、共に過ごした関係だった。
会社と家族のために金策に奔走していた川端と、幸福な日々を送る田所。
そして、妻とすれ違いの日々を送る四方。
こうして四方と田所は再会を果たすものの、四方の問い掛けに田所は何も語ろうとしない。
本作品の舞台は富山県。
時折、東京都や石川県も絡みますが、富山県で起きた殺人事件を中心に話は進んでいきます。
被害者、容疑者、刑事として再会する事になった3人。
25年前のある事件をきっかけに離れ離れになっていたのですが、四方の追及に田所は口をつぐみ、四方も事件前に川端に会っていた事を上司に報告せずに隠す。
幼い頃に負ったトラウマのせいか、四方は母(りりィ)とも妻(長澤まさみ)とも上手くいかずに苦悩する。
不幸な幼少期を過ごした田所は幸せな家庭を手に入れようとする。
川端は自分を拾ってくれた恩人の為に、家族を支えようとしている。
それぞれ別々の人生を歩んできましたが、共通している事は幼少の頃に自分達の面倒を見てくれた喫茶店の店主・涼子(安藤さくら)の存在と思い出。
四方は川端の死によって涼子のその後を知る訳ですが、田所と川端の2人はそれ以前から涼子と会っていた。
唯一、富山に残っていた四方だけ取り残されていたって感じに見えてしまいました。
鑑賞中に一番気になっていたのは、やはり誰が川端を殺したのかと言う事。
容疑者としてマークされた田所ではないとは思っていましたが、犯人があっさり判明したのには、さすがに拍子抜けしました。
しかも殺人の動機が、あまりにも身勝手な理由でしたね・・・。
ただし、この作品のテーマは推理もののミステリー映画ではなく、重い過去を背負った者たちが、その後の人生をどう過ごしてきたかという事。
3人以外にも重い過去を背負う人物ばかりで、非常に重苦しく感じる内容でした。
ストーリーは確かに重かったけど、一方で富山の景色にも目を奪われました。
雄大に聳え立つ立山連峰、日本海に沈む夕陽など、北陸に行かないと味わえないような景色の美しさが、この映画を引き立てていたように思います。
ラストシーとなる、かつて喫茶店があった場所で四方と涼子が再会するシーンは、やはりグッとくるものがありました。