映画「サバイバルファミリー」
映画「サバイバルファミリー」を鑑賞しました。
この映画は、矢口史靖が原案、脚本、監督を務めて放つサバイバルドラマ。
電気が消滅し人々の生活が危機を迎えた世界を舞台に、生き残りを懸けて東京脱出を試みる家族の姿を描く作品。
ストーリーは、鈴木家は、父・義之(小日向文世)、母・光恵(深津絵里)、息子の賢司(泉澤祐希)、娘の結衣(葵わかな)の4人家族。
ある朝、目を覚ますと突然全ての電化製品が停止しており、鈴木家だけでなく近所中で同じことが起きていた。
さらに電車も車もガスも水道も止まってしまい、家族全員途方に暮れる。
そこで義之は、東京から出ようと決断するが。
「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」でお馴染みに矢口史靖監督の作品。
今回は家族を軸に描いた作品。
主人公の名字は矢口作品らしく「鈴木」ですねぇ(笑)
ある日、地球上から突然電気が消え、ガスや水道といったあらゆるライフラインがストップ。
電車も自動車も動かない中での生活が始まるなど、荒唐無稽なようで切実で現実味があるテーマですね。
ライフラインの寸断は、阪神大震災や東日本大震災、そして昨年の熊本地震などでも経験されている人が多いかと思います。
しかし、上記の災害では被災していない地域から救援物資を届けたりする事が出来て助け合ってきたが、この作品では世界中の電気が使えなくなってしまった。
しかも連絡手段まで寸断されているので、電気の復旧見込みすら立たない。
数100年前昔の生活に戻ったと言えばそれまでですが、もし、映画みたいな出来事が実際に起きてしまったらと考えると想像しただけで空恐ろしくなります。
いつまで経っても復旧のメドが立たない事で鈴木一家は母・光恵の実家でもある鹿児島まで自転車で向かおうとする。
自転車で高速道路を走り抜け東京を脱出したのもつかの間。
水も食料も尽き、川の水を飲み、草や虫まで口にする極限状態の日々。
まさに「サバイバルファミリー」と言った展開・・・。
CGに頼らずオールロケで行ったからこそ、リアリティが滲み出ました。
鈴木一家は冒頭から家族として成り立っておらず。
父は子供達に対しての呼び方が「おい」とか「お前」。
子供達も父に対して「お父さん」という言葉が出て来ない。
初めて「お父さん」の言葉を聞いたのは、大阪に着いた辺りからだったかな。
何も出来ない父に対して息子と娘は批判するが、そこに仲裁に入った母の一言。
「分かっていた事じゃない、お父さんがこういう人だって事!」のセリフが実に重く家族たちの間に響いた事でしょう。
そんな冷めきっていた家族関係も、次第に支え合う家族に変わっていく。
ベタな話ではありますが、そういう関係に改善するまでの過程が巧く描写されていたと思います。
結局、鹿児島に到着した後も電気が使えないまま2年半を迎えるが、ある日、突然、電気が復旧してTVも見られるようになる。
世界規模の停電の原因は不明というニュースで報じられていましたが、やはり連絡手段まで寸断されていた以上、原因がわからないのは当たり前なのかもしれませんね。
この映画の為に東名高速といった高速道路を封鎖したとの事で、矢口監督も、この作品に懸ける気持ちが強かった事が伺えます。
自分も出来れば高速道路を自転車で走ってみたいですよ。
この作品を観終わった後で、すごく気になった事がありました。
それは置き去りにされた近所の犬のその後。
復旧までに2年かかっったのだが、その間、置き去りにされたままだったのでしょうか?
本当に、そこが気になって仕方ありませんでした。
この映画は、矢口史靖が原案、脚本、監督を務めて放つサバイバルドラマ。
電気が消滅し人々の生活が危機を迎えた世界を舞台に、生き残りを懸けて東京脱出を試みる家族の姿を描く作品。
ストーリーは、鈴木家は、父・義之(小日向文世)、母・光恵(深津絵里)、息子の賢司(泉澤祐希)、娘の結衣(葵わかな)の4人家族。
ある朝、目を覚ますと突然全ての電化製品が停止しており、鈴木家だけでなく近所中で同じことが起きていた。
さらに電車も車もガスも水道も止まってしまい、家族全員途方に暮れる。
そこで義之は、東京から出ようと決断するが。
「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」でお馴染みに矢口史靖監督の作品。
今回は家族を軸に描いた作品。
主人公の名字は矢口作品らしく「鈴木」ですねぇ(笑)
ある日、地球上から突然電気が消え、ガスや水道といったあらゆるライフラインがストップ。
電車も自動車も動かない中での生活が始まるなど、荒唐無稽なようで切実で現実味があるテーマですね。
ライフラインの寸断は、阪神大震災や東日本大震災、そして昨年の熊本地震などでも経験されている人が多いかと思います。
しかし、上記の災害では被災していない地域から救援物資を届けたりする事が出来て助け合ってきたが、この作品では世界中の電気が使えなくなってしまった。
しかも連絡手段まで寸断されているので、電気の復旧見込みすら立たない。
数100年前昔の生活に戻ったと言えばそれまでですが、もし、映画みたいな出来事が実際に起きてしまったらと考えると想像しただけで空恐ろしくなります。
いつまで経っても復旧のメドが立たない事で鈴木一家は母・光恵の実家でもある鹿児島まで自転車で向かおうとする。
自転車で高速道路を走り抜け東京を脱出したのもつかの間。
水も食料も尽き、川の水を飲み、草や虫まで口にする極限状態の日々。
まさに「サバイバルファミリー」と言った展開・・・。
CGに頼らずオールロケで行ったからこそ、リアリティが滲み出ました。
鈴木一家は冒頭から家族として成り立っておらず。
父は子供達に対しての呼び方が「おい」とか「お前」。
子供達も父に対して「お父さん」という言葉が出て来ない。
初めて「お父さん」の言葉を聞いたのは、大阪に着いた辺りからだったかな。
何も出来ない父に対して息子と娘は批判するが、そこに仲裁に入った母の一言。
「分かっていた事じゃない、お父さんがこういう人だって事!」のセリフが実に重く家族たちの間に響いた事でしょう。
そんな冷めきっていた家族関係も、次第に支え合う家族に変わっていく。
ベタな話ではありますが、そういう関係に改善するまでの過程が巧く描写されていたと思います。
結局、鹿児島に到着した後も電気が使えないまま2年半を迎えるが、ある日、突然、電気が復旧してTVも見られるようになる。
世界規模の停電の原因は不明というニュースで報じられていましたが、やはり連絡手段まで寸断されていた以上、原因がわからないのは当たり前なのかもしれませんね。
この映画の為に東名高速といった高速道路を封鎖したとの事で、矢口監督も、この作品に懸ける気持ちが強かった事が伺えます。
自分も出来れば高速道路を自転車で走ってみたいですよ。
この作品を観終わった後で、すごく気になった事がありました。
それは置き去りにされた近所の犬のその後。
復旧までに2年かかっったのだが、その間、置き去りにされたままだったのでしょうか?
本当に、そこが気になって仕方ありませんでした。