映画「海賊とよばれた男」
映画「海賊とよばれた男」を鑑賞しました。
この映画は、百田尚樹のベストセラー小説を実写映画化。
明治から昭和にかけて数々の困難を乗り越え石油事業に尽力した男の生きざまを、戦後の復興、そして世界の市場を牛耳る石油会社との闘いを軸に描く作品。
ストーリーの舞台は敗戦後の1945年・東京。
石油会社・国岡商店を率いる国岡鐡造(岡田准一)は、日本人としての誇りを持ち復興に向け突き進もうと従業員を激励する。
戦後の混乱期にもかかわらず誰も解雇せず、独自の経営哲学と行動力で事業を広げていく。
やがて欧米の石油メジャーも国岡を警戒し、その強大な包囲網により同社の石油輸入ルートは全て封鎖されてしまう。
大ヒットした映画「永遠の0」と同じ百田尚樹原作、監督・山崎貴、主演・岡田准一と同じ組み合わせ。
出光興産の創業者をモデルにした男の一代記。
石油の将来性に目をつけ、北九州で石油販売会社を起こした国岡は、当初は誰にも相手にされない中でも、誰にも思いつかなかったような発想で事業を展開していく。
一方で、その強引なやり方で国内の同業者に疎まれ、戦後しばらくは石油の販売に加担できなかった。
更に海外の石油販売会社の支配下に入るのを拒否した結果、輸入ルートも絶たれて、絶体絶命のピンチに国岡はある決断を下そうとする。
ストーリーは、昭和20年の東京大空襲から始まる。
上空から焼夷弾が落とされる映像はCGとわかっていても空恐ろしくなりました。
終戦時の国岡の年齢は60代。
そこから未来だけでなく戦前の過去のエピソードも入れてきますが、そこでタイトルになっている「海賊とよばれた男」の理由がしっかりと描かれていますね。
一方の主演の岡田准一は今年で36歳。
先日、日本テレビで放送されていた「海賊とよばれた男」の舞台裏に密着した番組では20代から90代を全て岡田准一が演じている事を知るわけですが、それぞれの年齢にあった特殊メイクも圧巻。
特に90代の年老いた姿には、メイクだけで、ここまで変われるものかと感心するばかりでした。
そして年代によって声色も使い分けていた事も見逃してはなりません。
山崎貴監督の代表作といえば「永遠の0」の他に、「ALWAYS三丁目の夕日」が挙げられるますが、この作品はどちからというと後者のような人情味のある物語。
そして大正末期から昭和の風景をCGで違和感なく再現させるもCGの技術。
本当に、CGと実際の映像の見分けがつかない程です。
胸を打つシーンは多かったけど、中でもグッときたのが旧海軍の石油備蓄タンクの底をさらうシーン。
国岡は危険な仕事を任せた部下の激励に訪れるや、自らも背広姿のまま作業に加わり油にまみれる姿には、今の時代に見かけなくなった理想の上司の姿を垣間見ました。
ワンマンである一方で、部下を家族のように想い続ける国岡。
時代が変わっても「社長」ではなく「店主」と呼ばれ続けるのには、人望の高さもあるのだと思います。
逆に不満だった点が挙げるとすると、仕事に没頭するあまりに妻(綾瀬はるか)との関係が疎遠になってしまった部分が、あまり描かれていなかった事。
そして、喫煙シーンがやたらと多かった事の2点くらい。
他所の会社の中で堂々と煙草を吸っているなんて、今の時代じゃ考えられない分、喫煙シーンが出るたびに何だかイラッとするとことがありました。(自分が煙草嫌いというのもあるかもしれないが・・・)
どんな困難にも決してくじけず、むしろ逆境をバネに這い上がる国岡鐵造。
時流を見抜く洞察力、決断する胆力、揺るがない信念そして愛情など、新たな時代を切り拓いていける人物像を見ることができました。
この映画は、百田尚樹のベストセラー小説を実写映画化。
明治から昭和にかけて数々の困難を乗り越え石油事業に尽力した男の生きざまを、戦後の復興、そして世界の市場を牛耳る石油会社との闘いを軸に描く作品。
ストーリーの舞台は敗戦後の1945年・東京。
石油会社・国岡商店を率いる国岡鐡造(岡田准一)は、日本人としての誇りを持ち復興に向け突き進もうと従業員を激励する。
戦後の混乱期にもかかわらず誰も解雇せず、独自の経営哲学と行動力で事業を広げていく。
やがて欧米の石油メジャーも国岡を警戒し、その強大な包囲網により同社の石油輸入ルートは全て封鎖されてしまう。
大ヒットした映画「永遠の0」と同じ百田尚樹原作、監督・山崎貴、主演・岡田准一と同じ組み合わせ。
出光興産の創業者をモデルにした男の一代記。
石油の将来性に目をつけ、北九州で石油販売会社を起こした国岡は、当初は誰にも相手にされない中でも、誰にも思いつかなかったような発想で事業を展開していく。
一方で、その強引なやり方で国内の同業者に疎まれ、戦後しばらくは石油の販売に加担できなかった。
更に海外の石油販売会社の支配下に入るのを拒否した結果、輸入ルートも絶たれて、絶体絶命のピンチに国岡はある決断を下そうとする。
ストーリーは、昭和20年の東京大空襲から始まる。
上空から焼夷弾が落とされる映像はCGとわかっていても空恐ろしくなりました。
終戦時の国岡の年齢は60代。
そこから未来だけでなく戦前の過去のエピソードも入れてきますが、そこでタイトルになっている「海賊とよばれた男」の理由がしっかりと描かれていますね。
一方の主演の岡田准一は今年で36歳。
先日、日本テレビで放送されていた「海賊とよばれた男」の舞台裏に密着した番組では20代から90代を全て岡田准一が演じている事を知るわけですが、それぞれの年齢にあった特殊メイクも圧巻。
特に90代の年老いた姿には、メイクだけで、ここまで変われるものかと感心するばかりでした。
そして年代によって声色も使い分けていた事も見逃してはなりません。
山崎貴監督の代表作といえば「永遠の0」の他に、「ALWAYS三丁目の夕日」が挙げられるますが、この作品はどちからというと後者のような人情味のある物語。
そして大正末期から昭和の風景をCGで違和感なく再現させるもCGの技術。
本当に、CGと実際の映像の見分けがつかない程です。
胸を打つシーンは多かったけど、中でもグッときたのが旧海軍の石油備蓄タンクの底をさらうシーン。
国岡は危険な仕事を任せた部下の激励に訪れるや、自らも背広姿のまま作業に加わり油にまみれる姿には、今の時代に見かけなくなった理想の上司の姿を垣間見ました。
ワンマンである一方で、部下を家族のように想い続ける国岡。
時代が変わっても「社長」ではなく「店主」と呼ばれ続けるのには、人望の高さもあるのだと思います。
逆に不満だった点が挙げるとすると、仕事に没頭するあまりに妻(綾瀬はるか)との関係が疎遠になってしまった部分が、あまり描かれていなかった事。
そして、喫煙シーンがやたらと多かった事の2点くらい。
他所の会社の中で堂々と煙草を吸っているなんて、今の時代じゃ考えられない分、喫煙シーンが出るたびに何だかイラッとするとことがありました。(自分が煙草嫌いというのもあるかもしれないが・・・)
どんな困難にも決してくじけず、むしろ逆境をバネに這い上がる国岡鐵造。
時流を見抜く洞察力、決断する胆力、揺るがない信念そして愛情など、新たな時代を切り拓いていける人物像を見ることができました。