映画「ジュラシック・ワールド」

映画「ジュラシック・ワールド」を鑑賞しました。

この映画は、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務める、「ジュラシック」シリーズ第４弾となるアドベンチャー大作。
恐竜をテーマにした巨大テーマパークを舞台に、遺伝子操作によって生み出された新種の恐竜が脱走、人間や恐竜を襲うさまを臨場感たっぷりに描き出す作品。

ストーリーは、世界的な恐竜のテーマパーク、ジュラシック・ワールド。
恐竜の飼育員オーウェン（クリス・プラット）が警告したにもかかわらず、パークの責任者であるクレア（ブライス・ダラス・ハワード）は遺伝子操作によって新種の恐竜インドミナス・レックスを誕生させる。
知能も高い上に共食いもする凶暴なインドミナス。
そんな凶暴なインドミナスが脱走してしまう。

「ジュラシック・パーク」から22年。
その後のジュラシックシリーズはシリーズ２にあたる「ロストワールド」は観たけど、シリーズ３は未見。
今回は久しぶりにジュラシックシリーズを観たけど、ストーリーの流れはこれまでと大して変わっていません。
でも、アトラクション映画としては充分過ぎるくらい楽しめてしまうのだから、そこはスティーブン・スピルバーグ監督の成せる業なのでしょう。

以前に鑑賞した時は、しばらく肉を食べるのにも抵抗感を感じましたが、今回はある程度予想出来ていた事もあって、そこまで考えてしまうような事はなかったけど、それでも、人の目の前に恐竜が突然現れるシーンには、その都度、縮み上がるような思いでした。
自分は２Dで鑑賞したけど、３Dだったら、どのような臨場感を味わえたのでしょうか？
下手なホラー映画より怖い映画ですよ。

今回は、テーマパークに遊びに来た客までもが暴走した恐竜に襲われてしまうシーンがあったけど、このテーマパークの安全管理はどうなっているのでしょうか？
中でも数々の翼竜に襲われ続けた挙句に、モササウルスに食べられてしまった秘書が、あまりにも可哀相でした。(合掌)

今作の最大の敵(？)であるインドミナス・レックスにしても、クレアが余計な事をしなければ、ここまで大事にはならなかったでしょう。
本当に、このテーマパークで働いている人達は次から次へとやってくれます。

オーウェン達も、力だけでなく高い知能を持つインドミナスには散々手を焼かされてしまう。
しかし、そんな無敵を誇るインドミナスの最期が実に呆気なかった。
モササウルスに襲われて海に放り込まれた時には、「えっ？何があったの？」と呆然としてしまうような、まさに見ている人にとっては奇襲でした。

すったもんだの末にテーマパークは閉園。
ここも前作と変わってない結末。
そして、数年後には懲りずに誰かが同じ失敗を引き継ぐ流れになりそうな気がします(汗)

かつての「ジュラシック・パーク」と同じ世界観だけあって、内容も似ていましたが、それでも「ジュラシック・ワールド」は存分にスリルと興奮を味わえる映画でした。(もちろん、あんな体験はしたくないが)
また、人と恐竜は生きる時代が違っていたので共存するのは無理である事を、この映画を通じて感じ取ることが出来ました。(そういう意図で作られた映画なのかどうかはわからないが…)

ジュラシック・ワールド (竹書房文庫)
竹書房
デイヴィッド・リューマン

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