映画「東京家族」
映画「東京家族」を鑑賞しました。
この映画は、山田洋次の監督81作目となるファミリー・ドラマ。
瀬戸内の小島から上京し、自分の子どもたちと久々の対面を果たした老夫婦の姿を通して、現代日本における家族の在り方や絆などを見つめていく作品。
随所にちりばめられた、山田監督による巨匠・小津安二郎の「東京物語」へのオマージュも絡んでいる。
ストーリーは、瀬戸内海の小さな島で生活している夫婦、平山周吉(橋爪功)ととみこ(吉行和子)。
東京にやって来た彼らは、個人病院を開く長男・幸一(西村雅彦)、美容院を営む長女・滋子(中嶋朋子)、舞台美術の仕事に携わる次男・昌次(妻夫木聡)との再会を果たす。
しかし、仕事を抱えて忙しい日々を送る彼らは両親の面倒を見られず、二人をホテルに宿泊させようとする。そんな状況に寂しさを覚えた周吉は、やめていた酒を飲んで騒動を起こしてしまう。
一方のとみこは、何かと心配していた昌次の住まいを訪ね、そこで恋人の間宮紀子(蒼井優)を紹介される。
「東京物語」という映画は観た事がなく、今回の「東京家族」は特に先入観なく鑑賞しました。
全体的な感想としては、人によっては現代社会に適応する事が難しいという事と、家族の絆は昔も今も大事であると言う事ですね。
上京はしたものの、都会の生活に馴染めない周吉夫婦。
せっかくの横浜の豪華ホテルに宿泊しても予定を切り上げて帰ってしまう。
自分だったら喜んで延泊でもしちゃうんですけどね(笑)
そんな周吉が旧友と飲んでいる時にこぼした、「どっかで間違えてしまったんじゃ、この国は。」というセリフが、やけに心に響いてしまいました。
政治も経済も停滞気味の今の日本。
一体、どこで日本はおかしくなったのかなと、自分でも時々思う事があります。
劇中内で東日本大震災の事を取り上げていましたが、この作品は東日本大震災の影響を受けて、あえて撮影を延期したそうです。
震災関連の話は2シーンでしたが、その1つが震災によって失ったもの、もう1つが震災によって得たものといった両極端を描いていたのが印象的でした。
また、それぞれのキャストが個性的で配役がハマっていたと思います。
頑固な父、優しい母、今を大事に生きる子供達。
家族の特徴は、それぞれに違いはありますが、どの家族にも共通している事がある。
この映画を観て、何となくそれが何なのかがわかった気がする作品でした。
この映画は、山田洋次の監督81作目となるファミリー・ドラマ。
瀬戸内の小島から上京し、自分の子どもたちと久々の対面を果たした老夫婦の姿を通して、現代日本における家族の在り方や絆などを見つめていく作品。
随所にちりばめられた、山田監督による巨匠・小津安二郎の「東京物語」へのオマージュも絡んでいる。
ストーリーは、瀬戸内海の小さな島で生活している夫婦、平山周吉(橋爪功)ととみこ(吉行和子)。
東京にやって来た彼らは、個人病院を開く長男・幸一(西村雅彦)、美容院を営む長女・滋子(中嶋朋子)、舞台美術の仕事に携わる次男・昌次(妻夫木聡)との再会を果たす。
しかし、仕事を抱えて忙しい日々を送る彼らは両親の面倒を見られず、二人をホテルに宿泊させようとする。そんな状況に寂しさを覚えた周吉は、やめていた酒を飲んで騒動を起こしてしまう。
一方のとみこは、何かと心配していた昌次の住まいを訪ね、そこで恋人の間宮紀子(蒼井優)を紹介される。
「東京物語」という映画は観た事がなく、今回の「東京家族」は特に先入観なく鑑賞しました。
全体的な感想としては、人によっては現代社会に適応する事が難しいという事と、家族の絆は昔も今も大事であると言う事ですね。
上京はしたものの、都会の生活に馴染めない周吉夫婦。
せっかくの横浜の豪華ホテルに宿泊しても予定を切り上げて帰ってしまう。
自分だったら喜んで延泊でもしちゃうんですけどね(笑)
そんな周吉が旧友と飲んでいる時にこぼした、「どっかで間違えてしまったんじゃ、この国は。」というセリフが、やけに心に響いてしまいました。
政治も経済も停滞気味の今の日本。
一体、どこで日本はおかしくなったのかなと、自分でも時々思う事があります。
劇中内で東日本大震災の事を取り上げていましたが、この作品は東日本大震災の影響を受けて、あえて撮影を延期したそうです。
震災関連の話は2シーンでしたが、その1つが震災によって失ったもの、もう1つが震災によって得たものといった両極端を描いていたのが印象的でした。
また、それぞれのキャストが個性的で配役がハマっていたと思います。
頑固な父、優しい母、今を大事に生きる子供達。
家族の特徴は、それぞれに違いはありますが、どの家族にも共通している事がある。
この映画を観て、何となくそれが何なのかがわかった気がする作品でした。