映画「るろうに剣心」

映画「るろうに剣心」を鑑賞しました。

この映画は、国内外で絶大な人気を誇る和月伸宏のコミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を、『ROOKIES』シリーズの佐藤健主演で実写化した時代劇アクション。
人呼んで「人斬り抜刀斎」こと若き剣客・緋村剣心が訪れた街で、彼の名を名乗る人物が起こした事件に遭遇する騒動を描いていく作品。

ストーリーは、幕末から明治になり、かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心（佐藤健）は「不殺（ころさず）」の誓いのもと流浪人となっていた。
流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫（武井咲）を助けたことから、薫のところで居候することに。
一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬り事件が発生する。

原作も連載中に読んでいたので、登場人物や話の流れをほとんど把握して劇場鑑賞しましたが、身なりや殺陣のシーンなど原作と変わらず。
週刊少年ジャンプが原作で実写版された映画となると、原作に忠実に構成されていた「デスノート」と原作完全無視でファンから大ブーイングを浴びた「DRAGON BALL」などが挙げられますが、今回の「るろうに剣心」は前者に該当していますね。
今回は「御庭番衆編」を編集した内容でしたが、肝心の御庭番衆が登場しなかったのが唯一の不満でした。

この作品の魅力は、やはり戦闘シーン。
剣心を演じた佐藤健の話では実際に斜め向きに走ったそうだし、ひざを深く曲げてから高く飛んだりと、体には相当な負担になった筈。

佐藤健が醸し出すいでたちや立ち振る舞いは、まさに剣心そのもの。
赤い髪に左頬の十字傷も様になっていました。
それ以外のキャラも原作そのままな人が多く、ストーリーともども期待を裏切らなかったと個人的には思います。

劇中内に剣心の十字傷がいかにして出来たかのエピソードシーンがあったけど、取り上げられていたのは最初のシーンのみで、もう１つの傷は剣心の口でしか語られなかった。
何だか続編を匂わせてくれますね(笑)

るろうに剣心 全14巻セット (集英社文庫―コミック版)
集英社
和月 伸宏

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