映画「僕と妻の1778の物語」

映画「僕と妻の1778の物語」を鑑賞しました。

この映画は、フジテレビ系列で放映された「僕の生きる道」シリーズが、SF作家の眉村卓と2002年にガンで逝去した夫人との感動の実話を基に映画化。
毎日1編の短編小説を5年にわたって書き続け、余命1年の宣告を覆した奇跡の記録が朔太郎と節子の物語として蘇る。

ストーリーは、SF作家の朔太郎(草彅剛)と銀行員の妻節子(竹内結子)は、高校1年の夏休みに付き合い始めてからずっと一緒だったが、ある日、腹痛を訴えた節子が病院に入院し、彼女の体が大腸ガンに冒されていることが判明。
医師(大杉漣)に余命1年と宣告された朔太郎は最愛の妻にだけ向けて、毎日原稿用紙3枚以上の短編小説を書く事を決意する。

実話を基にした作品で、「黄泉がえり」で共演した草彅剛と竹内結子が再び共演するとあって劇場鑑賞する事に。
原作は未読ですが、どのような結末になるかわかっていても、最後まで目が離せなかった展開でした。

当初は節子の闘病日記のようなものかと思っていたのですが、ガンによって余命1年と宣告された節子に対して、医者(大杉漣)に「笑うと免疫力が上がることがある」と言われた朔太郎が、彼女に一日一編の小説を書き続けると言ったもの。
タイトルにあるように、朔太郎が書き続けた物語は「1778話」。
約5年近くも休まず書き続けるなんて、なかなか出来ない事だと思います。
それだけ、朔太郎は節子を愛していたのでしょうね。

その物語は、流石に1778話全部を劇中内で公開する事はなかったけど、取り上げる話は、どれも奇抜な話ばかり。
もし、これらを原作者の眉村卓さん自身が書いているとしたら、凄い発想力の持ち主だと思います。
もっとも、小説家なのだから当然か。

本来なら悲観的になりそうなストーリーなのだが、朔太郎の小説によってストーリーに笑いが盛り込まれ、最初は余命1年と言われた節子の命も1年、2年と経過しても生きて、朔太郎の小説を読み続ける。
しかし、朔太郎が節子を寝室へ運んだ後でのセリフや、節子が朔太郎の親友である滝沢(谷原章介)に、自分が死んだ後の事を託したりと、現実に引き戻されるようなシーンも組まれて、悲喜こもごもと言ったところ。

そして、節子にとっても、朔太郎の小説にとっても最後が訪れる。
結末がわかっていても、やはり観るのが辛かったですね。
それにしても、竹内結子は「リング」、「黄泉がえり」、「いま会いにゆきます」と映画においての死亡率が高いなぁ。
最近はそうでもなかったけど・・・。

最終話である「第1778話」は、節子にしか見えない文章で綴られて締められるのだが、果たしてどのような事を書いていたのだろうか。
勿論、節子に対しての事だったと思うが。

お互いに愛し合っている夫婦の絆の強さを感じる作品でもありました。
多少は過剰な演出もありましたが・・・。
劇中内で朔太郎と節子が北海道へ旅行に行くのだが、あの場所が北海道のどこなのかが木になって気になってしまいました。


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