映画「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」

映画「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」を鑑賞。

この映画は、生誕100年を迎える文豪・太宰治の同名短編小説を、映画化した文芸ドラマ。
戦後の混乱期を背景に、道楽三昧の小説家の夫に振り回されながらも、明るくしなやかに生きていく女性の姿を描く作品。

ストーリーは、戦後の混乱期に酒飲みで多額の借金をし浮気を繰り返す小説家・大谷(浅野忠信)の妻・佐知(松たか子)は、夫が踏み倒した酒代を肩代わりするため飲み屋で働くことに。
生き生きと働く佐知の明るさが評判となって店は繁盛し、やがて彼女に好意を寄せる男も現れ佐知の心は揺れる。
そんな中、大谷は親しくしていたバーの女と姿を消してしまう事になってしまう。

太宰治の作品と言って読んだ経験があるのは、中学の時に国語の教科書で学んだ「走れメロス」程度。
「人間失格」とかは聞いた事があるだけで実際に読んだ記憶はありません。
そんな未知の領域である太宰治原作の映画でしたが、太宰治が存命だった当時と、今とではかなり時代背景も違うようです。

ストーリーは、大谷が行きつけの店の売上金を盗み、その店を営む夫婦が家へ押しかける所から始まる。
序盤から波乱の展開でしたが、その波乱の連続が次から次へと大谷と佐知の身に降りかかる。

映画全体を観た感想は、大谷のだらしなさに対するイライラと、佐知の一生懸命さに心打たれた2点に集約されます。
佐知の一生懸命さには、痛々しさも感じましたが、ここまで人に尽くす事が出来るものなのかと感心させられました。
私なら、あのようには行きませんw(ちなみに私は男です)

大谷は借金は抱えるは、不倫に走るわ、すぐ逃げるわ。挙句の果てには不倫に走った女と旅先で心中を図る男として情けない行為のオンパレード。
現代社会であのような男がいたら、誰からも相手にされない人間になっているでしょう。勿論、女性にも。
佐知も、あのような男によくついていけるなと思いながら観ていたのは私だけでしょうか?
その佐知も過去に大谷に助けられた過去があり、それがきっかけで結婚して子供も授かる事になるのだが・・・。

当時の時代背景も戦後間もない時期だっただけに、アメリカの進駐軍が車を走らせてブイブイ言わせたり、東京でも今みたいな都会の雰囲気もなし。
敗戦直後の日本に太宰治は絶望感を感じていたのでかも(汗)
それで大谷みたいな男を主人公にした作品を作ろうとでも思ったのでしょうか?

現代社会では、大谷のような男性も佐知のような女性も、そんなにはいないかもしれませんね。
1度、原作を読んでみたくなりました。


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