映画「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-」

注目の映画「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-」を鑑賞しました。

この映画は、昨年11月に公開されたジョン・ウー監督「レッドクリフ Part I」の続編。
前作から連なる「赤壁の戦い」もクライマックスに突入し、孫権軍と劉備軍との連合軍が曹操の大軍に立ち向かう様をダイナミックに描いた作品。

ストーリーは、西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。
孔明(金城武)の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。
そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。
司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある行動に出る。

昨年の11月に公開された「レッドクリフ Part I 」から5ヶ月経って公開された「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-」。
やはり楽しみにしていたので、レイトショーながら公開初日から観てしまいました♪

前回同様に、冒頭で前回のあらすじと登場人物の紹介などの説明がありました。
流石に、今回は吹替版と間違えたかと思わずに済みましたが(汗)
今回、劇場に鑑賞された人のほとんどは前作を観ていると思いますが、それでも判りやすい解説でした。

クライマックスの「赤壁の戦い」に入るまでに曹操軍と劉備・孫堅の連合軍との間での様々な遣り取りや、お互いの駆け引きなど見所満載。
数で圧倒的に劣る連合軍が、どのようにして80万の軍勢を誇る曹操軍を退ける事が出来るのか、三国志の知識がある人にとってもハラハラドキドキの展開の連続(笑)

疫病で死んだ自軍の兵士達を葬らずに、死体を相手陣営に送り込んで敵側にも疫病を流行させようとした曹操の冷酷さや、濃霧を利用して敵軍から10万本の矢を奪い取った孔明の賢明さなど、各主要人物の特徴も、よく掴んでいました。

三国志となると、どうしても男の人物ばかりが取り上げられがちですが、女の人物にも焦点を当てており、そこは、今まで見ていた三国志とは違った内容と感じましたね。

孫堅の妹にあたる尚香(ヴィッキー・チャオ)は、男装して曹操軍に潜伏してジョン・ウー監督の名物でもある白い鳩を伝書鳩として逐一情報を報告。
曹操軍の兵士達が興じていた蹴鞠も迫力ありましたね。
格闘したりしていたので、何だか「少林サッカー」みたいでしたが(爆)

周喩の妻にあたる小喬(リン・チーリン)も曹操が戦を仕掛けてきたのが自分にあると知るや、予想外の単独行動に出る。
戦を止めるように曹操を説得しようとする姿には、夫である周喩を思う気持ちの強さを感じました。
でも予告CMにもあった刀を抜き出すシーン・・・。
結局、あれは何をしたかったのだろうか?

この映画を盛り上げた女性である尚香(しょうこう)と小喬(しょうきょう)。
うーん、名前が似ている。
吹替版では、どう区別しているのだろうか?

そして、いよいよクライマックスの「赤壁の戦い」へ突入。
この「赤壁の戦い」に突入するまでの両軍の駆け引きや、戦へ向けての両軍ともに臨戦態勢を整えて一致団結する姿など無駄な演出がなく、スムースな流れで進んで、いよいよ最終決戦へ。

その戦闘シーンですが、やはり火を使った戦術を駆使しただけあって、燃え盛る炎がハンパじゃなかったですね。
実際の「赤壁の戦い」でも風向きの変化を利用して火を使った戦術を用いていたのだから、きっと、実際の「赤壁の戦い」は、もっと凄まじかったのでしょう。
最後は、周喩や趙雲(フー・ジュン)らが人間離れした動きを展開していたのには、ちょっと唖然としてしまいましたが(汗)

数で大きく下回る連合軍が戦術と気象条件を利用して、数で圧倒する曹操軍を倒す。
まさに三国志版「桶狭間の合戦」と言ったところでしょうか?

それでも、戦闘シーンも戦いが終わった後の戦場の様子も、かなり悲惨で残酷でした。
人間が生きたまま焼かれたり、複数の弓矢が貫通したり、そして多くの死体が転がっていた戦場を見ていて、やはり戦争なんかするものではないと痛感しました。
「赤壁の戦い」が終わった後に語った周喩の「勝者はいない」という言葉にも、戦では得るものより失うものの方が多いと言う重みが伝わってきました。

約2時間30分の上映時間でしたが、それを感じさせない程に目まぐるしくストーリーが展開されて、それでもって無駄な演出がない。
ストーリーの中心である「赤壁の戦い」よりも、戦に始まるまでの両軍の遣り取りに目を奪われてしまいました。

ただ、周喩と孔明が最後まで仲良しのままで終わってしまったのが唯一の不満。
自分が、これまで見てきた三国志では、周喩が孔明を終始敵視していて、「赤壁の戦い」の中で、ある事をきっかけに孔明を暗殺しようとしたのですが、今回はそれが全くなし。
まぁ、この映画は周喩を主役にしているのだから、悪者には出来なかったと考えた方がいいのかな(^^;)

前作と纏めて総括すると、やはり見応えがある作品でした。
これまで見てきた三国志になかったシーンなども盛り込まれて、喜怒哀楽が前面に出ていたし、面白く鑑賞する事が出来ました♪

「レッドクリフ」は、これで完結しましたが、三国志そのものは、まだまだ続きがあります。
出来る事なら、赤壁の戦い以後の話を、今回のキャストでやってほしい気持ちがありますが、やはり大金がかかるので難しそうですね。


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2009-03-11
ユーザレビュー:
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