映画「ワルキューレ」

映画「ワルキューレ」 を鑑賞しました

この映画は、第二次世界大戦時に実際にあったヒトラー暗殺計画を題材に、トム・クルーズが主演を務める戦争サスペンス。
ヒトラーの独裁政権に屈する者と世界を変えようとする者、そして両者の裏で陰謀をたくらむ者が、戦争の混乱の中で繰り広げる駆け引きを描いた作品。

ストーリーは、第二次世界大戦下のナチスドイツ。
戦地で左目を負傷した将校・シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、祖国の平和のためにヒトラー暗殺計画を思いつく。
過去に40回以上の暗殺計画をくぐり抜けてきたヒトラー(デヴィッド・バンバー)とその護衛たちを前に成功させるべく、ありとあらゆる手を利用するが・・・。

ヒトラーとは言うまでもなく、第2次世界大戦時にナチス・ドイツを率いた独裁者。
世界中を敵に回したヒトラーは、ドイツ国内でも敵が多かったようで。
そして、今回の映画のタイトルになっている「ワルキューレ」とはヒトラー暗殺計画の中でも大規模な暗殺計画として、暗殺実行後に「ワルキューレ」を発動し、クーデターに利用して国内を一気に掌握する計画。
実際に、ヒトラー暗殺計画は、ヒトラーの政権奪取後、単独犯及び組織的なものを含めて少なくとも43回も企てられていたようです。

史実においてヒトラーは暗殺されていないので、このワルキューレ計画も失敗に終わるのは鑑賞する前からわかっていました。
ただ、43回も暗殺を企てられながらも生き延びたヒトラー。
それだけ、ヒトラーという人物は他人を信用していなかったのだろう。
そのヒトラーに対して、シュタウフェンベルク達が、どのようにして暗殺計画を実行しようとしたのか興味深く観ていました。

実際はどうだったのかわからないが、劇中内で実行された暗殺計画を観ていると、何だか中途半端で短絡的な暗殺計画に映ってしまいました。
シュタウフェンベルクは、よく確認もせずに爆発したというだけで、その場を直ぐに立ち去ろうとしたり、仲間も仲間で意思の疎通が統一されていなかったり・・・。
宣伝にあった「作戦は10分。その瞬間に世界はゆだねられた。」の言葉が、何だか軽く感じてしまいましたね。

ただ、ヒトラー暗殺が成功しようと失敗しようと、クーデターを起こそうとすれば起こせた筈。
それがヒトラーが生存していたと言うだけでクーデターまでもが失敗に終わってしまうのだから、当時のドイツでヒトラーという存在がカリスマだったのかもしれませんね。
残虐性という点では、あの麻原以上なのに(汗)

ただ、それまでの計画を実行する前の駆け引きがハラハラドキドキする展開。
祖国の為に立ち上がったシュタウフェンベルク達の行動は、実際に起こすのに、かなりの勇気が必要だった筈。
結果はともかく、彼等の起こした行動は、その後のナチスの衰退を考えると、決して無駄ではなかったのではないでしょうか?

最後のシーンは、史実に基づいているとは言え、やはり切ないものでした。
やはり戦争なんかするものではありませんよ。


ワルキューレ ヒトラー暗殺の二日間
原書房
スティ・ダレヤー
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