映画「チェ 39歳 別れの手紙」

映画「チェ 39歳 別れの手紙」 を鑑賞。

この映画は、「チェ 29歳の革命」に続く英雄、チェ・ゲバラを描いた2部作の後編。
キューバ革命後もなお世界の革命を指導することに闘志を燃やすチェ・ゲバラの死までを衝撃的に描く作品。

ストーリーは、1959年にキューバ革命に成功した後、国際的な名声を得たチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は、変装した姿で家族と会い、最後の食事を済ませると、急に姿を消してしまう。
そしてラテン・アメリカの革命を目指し、ボリビアを訪れる。

キューバでは革命に成功し英雄となったチェ・ゲバラ。
そのキューバに留まらず、今度はボリビアで革命を起こそうとするが、その考えも出足に躓いてしまい、その後も苦しい日々を過ごす事に。

仲間とともに戦うチェであったが、食糧不足などに苦しみ、仲間も次第に失っていく。
ボリビアの民衆に食糧を購入しようとするが、それでも食糧に苦しみ、一緒に連れていた動物までも飢えから体が動かなくなってしまう。

そのうち、チェを含め体調不良者まで出てしまい、薬を持参しなかった事で回復せずに、ますます窮地に立たされる。
そして、ボリビアの軍隊によって捕らえられてしまう事に。

キューバ革命に成功したが、ボリビア革命では失敗し、命を落としてしまったチェ・ゲバラ。
キューバでは、外国人であっても受け入れられ、民衆自らが革命に加わり、大人数で大規模な作戦を実行して、革命に成功して英雄となったわけだが、逆にボリビアでは、外国人であるが故に受け入れられず、キューバ同様に貧困に苦しむ民衆にも支援されず、メンバー達はバラバラな状態へ進んでしまう。

日が経つにしたがって、孤立無援の状態に陥ってしまい、革命を起こす事なく敗れてしまう経緯がストーリー全体を通じて納得してしまった。
キューバの民衆は革命を指示したが、ボリビアの民衆は革命を支持しなかったと言う事だろう。
たとえ隣国とはいえ、国によって思想も環境も異なる事を、チェ・ゲバラはわかっていなかったのかもしれない。
最終的に処刑されてしまうのだが、あまりにも悲劇的な最期であったと思います。

この映画で、もっとも心に残ったセリフ。
「私は人間を信じる。」
拘束中に語った言葉なのですが、「20世紀最大のカリスマ」と言われる所以がそのような言葉に集約されているような気がしました。
「私は神を信じる」という人もいますが、いるかどうかわからない神を信じるなら、まずはそこにいる人間を信じるべきではないか。(もちろん動物も・・・)
そういう人物に周囲の人はついていくものなのでしょうね。

2部作で構成された作品でしたが、1作目の「28歳の革命」では成功を、そして2作目の「39歳 別れの手紙」では失敗と落差の激しいストーリーであったが、チェ・ゲバラという人物が、どのような人物であったのかは自分なりに理解はしました。
ただ、武力行使で革命を起こそうとしたのは、正直、支持する事は出来ないですね。

最後に残った疑問。
別れの手紙は何処?(見逃していただけ?)


チェ・ゲバラ伝
原書房
三好 徹
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中身には関係ないが、 ...
名前も知らない人でし ...
【濁りのないゲバラの ...
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