映画「クロサギ」

先週末、映画「クロサギ」を鑑賞しました。

「週間ヤングサンデー」で連載されているマンガが原作であり、一昨年の4~6月にTVドラマでも放映された作品。
今回は、そのTVドラマの映画化で、悪徳な詐欺師を痛快にだまし討つ詐欺師の青年が、宿敵を追う内に壮大な陰謀にはめられていく様を描く。
自分はTVドラマを視聴していたので、興味がてら劇場で鑑賞する事に・・・。

詐欺師にだまされて一家心中した家族の中で、1人生き残った黒崎(山下智久)。
詐欺師を束ねる黒幕の桂木(山崎努)から情報をもらい、詐欺をたくらむ石垣(竹中直人)を新たなターゲットとして追うことになる。
黒崎は当初、その石垣は贈答詐欺師という情報を桂木から聞かされていて、黒崎も軽い気持ちで石垣に接し、詐欺にかけようとする。

しかし、その黒崎の仕掛けた詐欺に石垣は乗らず、逆に石垣の側近が手を出してしまい、それが元で暴力団に殺されてしまう。
自分の仕向けた詐欺によって死者が出てしまった事にショックを受ける黒崎の所に、石垣と因縁がある銀座のホステス・さくら(大地真央)に聞いた重大な事件の裏側に黒崎は驚愕。
実は、石垣は何者かと共謀して、かつて日本経済を揺るがした巨大詐欺を再び企んでいるのだった。
桂木からも実情を聞かされた黒崎であったが、桂木とある取引をして再び石垣と対峙する事に。

ストーリーの詳細に触れるのは、ここまでとしますが、実際に鑑賞してみて別に映画化しなくても2時間ドラマでやっても良かったのではないかと言った内容。

TVドラマでは1話完結だったので50分間で面白味があったのだが、今回の劇場版は2時間以上だったせいか、逆に無理に引き延ばしている感があり、TVドラマの時のテンポの良さも消されていた印象がありました。

それに詐欺師によって日本経済が揺るがされたってストーリーも無理があります。
詐欺師って、人目につかないようにひっそりと行動するのが詐欺師なのでは?
それに詐欺師によって日本経済界の発展が10年遅れる事になったって、日本の経済って、そんなにヤワなものなのか?

ドラマでは主要人物で、劇場版でも出て来た堀北真希市川由衣に関しても影が薄く、別に登場させる意味はなかったような気がします。
この二人を今回の事件に関わらせたら、もっと違った展開になったかもしれないと考えると、二人の今回の扱いには、いささか不満が残りました。

他にも色々とツッコミどころが何点かありますが、期待していた分、期待していた程の出来ではなかったと言うのが正直な感想。
しかし、山下智久の演技には見るものがあったし、詐欺師同士の対決にもそれなりに楽しめる事は出来ました。
ある意味、良い面と悪い面がはっきり分かれた作品だったと思います。

ラストシーンは、まるで続編でもやるのではないかと思わせるようなラストでしたね。
黒崎の戦いは、まだまだ続いているって意味合いもあるのかな?

クロサギ DVD-BOX
クロサギ DVD-BOX