映画「チーム・バチスタの栄光」

先日、映画「チーム・バチスタの栄光」を鑑賞しました。

この映画は、同名のベストセラー小説を映画化した作品で、バチスタ手術という心臓移植手術専門のチームが行った手術において失敗が相次いで起こり、その失敗は事故ではなく殺人事件であるのではないかと疑問を持った厚生労働省の人間が心療内科医とタッグを組んで深層を突き止めていくストーリー。

この映画でも何度か出てくるバチスタ手術なのだが、この映画を観るまではどのような手術なのかわかりませんでした。
ちなみにバチスタ手術とは心臓手術の事で、拡張した心臓の左心室を3分の1程度切り取り形を整えて行う手術のようです。
ただし、アメリカでは現在禁止されている術式だとか。

詳細は以下アドレス(Wikipedia)をクリックしてみて下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%81%E3%82%B9%E3%82%BF%E6%89%8B%E8%A1%93

今作品の主人公は心療内科医の田口公子(竹内結子)と厚生労働省役員の白鳥圭輔(阿部寛)の2人。
そして、作品のテーマにもなっているバチスタ手術専門チームの7人。その7人は桐生(吉川晃司)、柿谷(佐野史郎)、鳴海(池内博之)、氷室(田中直樹)、酒井(玉山鉄二)、羽場(田口浩正)、大友(井川遥)。

作品の舞台となる東城大学病院において、バチスタ手術が100%の成功を続けて来ていたが、突然、3件連続で失敗し手術を受けた患者が死亡する出来事が起こってしまう。
この3件の失敗が事故なのか殺人なのか、大学病院側も不審に思い、田口に内部調査を依頼する事に。
その田口の下に、厚生労働省役員の白鳥が現れて、この手術の失敗は殺人事件であり、そして犯人はバチスタチームの中にいると断言!
それから田口と白鳥の犯人探しが始まる。

ストーリーの詳細は、ここでは書きませんが、鑑賞してみて色々と考えさせられる部分があった映画ではありました。

手術を行うシーンはリアルでしたね。
心臓手術をリアルに再現し、模型だとは思うが、心臓も本物の心臓を見ているようで動いている様はちょっと不気味に映りました(爆)
内科医の田口には手術現場を生で見るのは、内心堪えたのでは?

原作未読だったので犯人探しをしながら鑑賞していたのですが、その犯人探しも個人的には意外な結末。
最初にある人物を呼び出して、その人物が犯人なのかと思ったのですが、まだ上映時間終了まで20~30分あったので、他に犯人がいる事はわかっていたんですけどね。

手術中の死となると、遺体を解剖して死因を調べられる事がないと考えた犯人の知的な策略があったのですが、あえて遺体を調べる事で真相を突き止めた白鳥の推理も唸らせるものがありました。

一方で、バチスタ手術の執刀医師であり内部調査を依頼した桐生。
その桐生には医者としては致命的な病気を抱えていたのだが、自分以外に執刀出来る医師がいなかった事と、手術を待っている患者が控えている事によって、なかなかメスを置く事が出来なかった。
桐生の責任感の強さと医師不足によって悲劇を招いてしまったのは皮肉な話であるが、ある意味では実際の医療界でも抱えている問題のような気がします。

色々と考えさせられる部分の多かった映画でしたが、ストーリー的には多少なりともイマイチ感がありました。
原作では田口は男性という設定になっているようなのだが、何故、映画化において田口を女性に変更する必要があったのか?
心療内科医は女性の方がいいという考えで設定変更したような気がしますが、だからといって竹内結子を起用させる程、個性的な役ではなかったし、むしろ原作通り男性の方が纏まっていたのではないかと思います。(誰が演じるかは別にして)

バチスタチームの7人にも特別な個性がなく、劇中内で何度も名前が出て来た桐生以外は顔と名前が一致出来ていない観客もいたのではないかと思います。

ミステリーという部分では犯人探しをしながら鑑賞していたので、それなりには楽しめる作品でしたが、2時間前後という限られた時間内で真相まで突き止めなければならなかった分、映画の中ではストーリー的にも物足りなさを感じました。
この手の作品は連続ドラマでやった方がウケると自分は思いますね(笑)

チーム・バチスタの栄光

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