映画「アメリカン・ギャングスター」

映画「アメリカン・ギャングスター」を鑑賞しました。

この映画は、1970年代のニューヨークを舞台に実在するギャングであったフランク・ルーカスの半生を描く犯罪サスペンスで、しがない運転手から麻薬王にまで上りつめた男の一代記を骨太に描いた作品。
実話を基にした映画である事と、自分が生まれる前の話と言う事もあって、興味がてら鑑賞する事に(笑)

1970年代初期のニューヨークで、ハーレムを牛耳っているギャングのボスであるバンビー・ジョンソンの運転手をしていたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、ボスの亡き後、東南アジアの麻薬を密輸する計画を決行する。
時に横暴ともいえる強引なやり方で財力をつけたフランクは、マフィアにも一目置かれる麻薬王として街に君臨する。

この映画のもう1人の主役である刑事のリッチー・ロバート(ラッセル・クロウ)は、金や利益に目が眩む事なく、正義感に満ちた男でしたが、一方では女性にだらしなく、妻とも離婚して子供の養育権を法廷で争うなど、フランクとは対象的な私生活。

1970年代のニューヨークは廃れていて、警察まで悪事に手を染めてしまうなどのメチャクチャぶりが描写。
人を簡単に殺しちゃうし・・・って今もそうか(^^;)
ああいうシーンを見るとアメリカの治安の悪さを再確認してしまいます(><)
車の型や整備されていない道路とか、現代のニューヨークの面影がない街並みなどは、当時を意識したセッティングなんでしょうね(^^)

この映画は上映時間が3時間近い長時間映画だったのですが、それを感じさせないし、退屈する事もありませんでした。
それだけ、見応えがあったって事でしょう。

フランクとリッチーは全く面識なし。
リッチーはフランクの事をマークしていたからフランクの事は知っているけど、逆にフランクはリッチーの名前すら知らず。
同時進行で話は進んでいましたが、リッチーが密かにフランクをマークしていた事以外には絡み合う部分もなし。

そんな知らない者同士がいつ対面するのか気にしつつ2時間が過ぎ、そしてフランクの悪事をリッチーが突き止めて、いよいよ対面のシーンへ。
「アメージング・グレース」をバックに教会を出たばかりのフランクを待ち伏せしていたリッチー。
この二人が初対面するシーンは二人の間に何か運命的な何かを感じさせるかのような演出でした。
それに何だか二人ともカッコよくて痺れました。

その後の裁判の事情聴取でお互いの気持ちをぶつけ合っていましたが、だからと言ってお互いの発言に醜さを感じず、逆に飲み物を譲り合うシーンなどは事情聴取っぽくない和んだ空気を感じましたね。

その後、リッチーが弁護士に転身して、依頼人となったフランクの刑期を短縮させたのだが、出来る事なら、この二人が法廷で弁護士と被告人として立つシーンも観たかったです。
まぁ贅沢な注文ですかね(笑)

内容そのものはダークな部分が目立った作品でしたが、デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの二人の俳優のカッコ良さが目を引いた作品であり、また、フランクとリッチーもカッコいい男であった事を認識させてくれた映画「アメリカン・ギャングスター」でした。

噂では、この映画のエンドロールで何かやっていたらしいですね。
見逃してしまった・・・無念!

アメリカン・ギャングスター (ソフトバンク文庫 サ 1-1)