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zoom RSS 映画「北の桜守」

<<   作成日時 : 2018/03/17 16:56   >>

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映画「北の桜守」を鑑賞しました。

この映画は、吉永小百合が主演を務めた、北海道の大地を背景にした『北の零年』『北のカナリアたち』に次ぐ「北の三部作」の集大成となる人間ドラマ。
滝田洋二郎監督がメガホンを取り、戦中から戦後の激動の時代を死に物狂いで生き抜いた親子の姿を描く作品。

ストーリーは、1945年、樺太で暮らす江蓮てつ(吉永小百合)は、8月にソ連軍が侵攻してきたために2人の息子と一緒に命からがら北海道の網走まで逃げる。
凍てつく寒さと飢えの中、てつたち親子は必死に生き延びるのだった。
1971年、アメリカで成功を収めた次男の修二郎(堺雅人)は日本初のホットドッグ店の社長として帰国し、網走へと向かう。

本作が吉永小百合さんの120本目の出演作品との事。
そこまで出演できるとは凄いですね。
今年で73歳になるとの事ですが、相変わらず若々しいし。

冒頭は戦時中の樺太が舞台。
主人公の江蓮てつは夫(阿部寛)と2人の息子と幸せに暮らしていた。
戦時中も戦火に巻き込まれる事がなかった樺太だったが終戦直前にソ連が条約を破棄して侵攻する。
夫は行方不明になり、てつは戦火を逃れるべく2人の息子と北海道に向かう。
その後、舞台は札幌五輪前年の1971年に移って、次男の修二郎が中心となって動く。

劇中内の途中で舞台劇に切り替えるなど肩すかしを食うような場面があったのは、ちょっとどうなのかなと思いました。
おそらく観る者の想像に任せるとの意味だったのでしょうかね?

ソ連の日ソ中立条約破棄による樺太侵攻。
日本がポツダム宣言受け入れ後も、ソ連は非道の限りを尽くしていた事は、日本の歴史を学ぶ上であまり多くは語られていない。
自分もソ連の樺太侵攻の具体的な事はよく知らなかったのですが、この映画を通じてソ連の行ってきた非人道的さに怒りを感じる次第です。
ちなみに昭和の大横綱・大鵬も樺太からの引き揚げとの事です。

てつと修二郎の母子が2人で思い出の場所やお世話になった人達を尋ねる旅に出ます。
北海道の雄大な自然を味わう一方で、冬の寒い過酷な環境も目の当たりにしました。

旅を続けていくうちに、てつが封印しておきたかった過去も明らかになります。
2人の息子がいたのに、何で北海道に移ってからは次男との2人きりの生活となり、長男はどうなってしまったのかも。
戦争を体験した人にとっては思い出したくない、あるいは思い出してはいけない過去を思い出してしまった事は誰にでもあると思います。
その過去を思い出してしまったてつに修二郎が「それだけは思い出してはいけない」のセリフは非常に心に響きました。

現代と過去を交互に描く一方で、この映画のタイトルにもなっている「桜守」はどうなっているのかと鑑賞中に思っていましたが、そこはラストで描かれます。
冒頭で夫と約束した「桜が咲いたら家族で会おう」と言う言葉の伏線が最後に描かれていたのですね。

映画の出来自体はどうかなと思うところが正直ありますが、ソ連の樺太侵攻によってもたらされた悲劇を知る上でも充分に観る価値のある映画だと思います。
このような悲劇が二度と繰り返される事がありませぬよう・・・。


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