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zoom RSS 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」

<<   作成日時 : 2017/06/11 11:04   >>

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映画「ちょっと今から仕事やめてくる」を鑑賞しました。

この映画は、第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海の小説を映画化。
ノルマが厳しい企業に勤め心身共に疲弊した青年が、幼なじみを名乗る人物との交流を通じ生き方を模索するさまを描く作品。

ストーリーは、激務により心も体も疲れ果ててしまった青山隆(工藤阿須加)は、意識を失い電車にはねられそうになったところをヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男に助けられる。
幼なじみだという彼に心当たりのない隆だが、ヤマモトに出会ってから仕事は順調にいき明るさも戻ってきた。
ある日隆は、ヤマモトが3年前に自殺していたことを知る。

現代社会問題も扱った感じの作品。
実施の超過勤務による過労で自殺した人もいたわけだし、劇場でのCMの内容も気になったので鑑賞してみる事に。

冒頭のシーンで英語で字幕付きで出てきた時はスクリーンを間違えたかと思ったが、それは終盤への伏線。
青山隆は広告代理店に勤務する営業マン。
しかし、なかなか契約も獲れずに上司の山上(吉田鋼太郎)から散々怒鳴られる毎日。
青山と五十嵐(黒木華)以外の営業マンがあまり外に出ていないのが気になったが、やはり過酷なノルマを課せられているのでしょうか?

朝のラジオ体操はともかくとして訓示の内容ではドン引きしましたね。
上司の指示は神の指示?
有給は体がなまるから使うな?
一体、誰がこんな訓示が作ったか知らないが、このような事を徹底させようとしているのなら、その会社はダメな会社ですね。

青山も上司のパワハラに心身ともに追い詰められて何度も死のうと考えるが、その窮地をヤマモトと名乗る人間が止めてくれる。
それにしても小学校で転校して以降、一度も会わなかっし、同じクラスにもなった事なかったのに、何で偶然会った駅で青山だとわかったのですかね(汗)

そんな得体の知らないヤマモトだが本名を山本純と名乗るが、その山本純は3年前に自殺していた。
流石に、現代社会問題を取り扱った作品で幽霊なんて非現実的な存在が登場するとはありえないし、それだったら、ヤマモトは何者なのか?
ヤマモトの携帯で英文のメールが届いた時に幽霊ではないとわかっていたのですが、正体を知った時はまさかとは思いましたよ。

タイトルにもあるように青山は自らの意志で退職するのですが、その決断に至るまでの過程が良く描かれていたと思います。
当初は会社でも孤立していて、プライベートでも一人でいる事の多かった青山がヤマモトと出会う事によって本来の明るさを取り戻し、実家に帰って両親に相談する事で自分の事を大事に思っている人の存在に気づく。
いきなり「辞めます」と他の社員の前で言ったのはどうなのかと思いますが、いつも怯えていた上司の前で怯む事なく言えた事に評価してあげたいですね。

それにしても青山に「辞めます」と言われた後の山上の取り乱しっぷりが凄かったw
「お前みたいなどこ行っても通用しない」なんて言っていたけど、この山上こそ他所へ行ったら通用しない人材なのではないでしょうか?

それに、ここの会社ってどうなっているのだろうか?
青山が大口の契約を取った後で、クライアントから発注ミスのクレームが来て、山上が青山に怒鳴り散らすのですが、普通は発注する際はメールにしてもFAXにしても、上司の許可やハンコが必要なのではないのだろうか?

何で発注書の内容が間違えていたのかは青山が退職した直後に明らかになるのですが、そんな事が簡単に出来てしまうのもセキュリティ面がザルだし、上司の管理不足に他ならないと思いますよ。

ヤマモトも自身の経験があったからこそ、自殺を考える青山に対して説得力のあるアドバイスが出来たわけですね。
青山の前で見せる天真爛漫な彼と、それ以外の所で見せる暗い表情との使い分けも見事でした。

自分も会社を辞めた経験があるから辞めたい人の気持ちもわかるのですが、青山も言っていたように、このご時世ではなかなか再就職先を見つけるのもままならない。
でも、自殺を考えるべきなら、その仕事を辞めるべきだと思います。
本人にとっては死んだらそれで終わりだが、劇中内のセリフにもあったように死んでしまったら残された人は悲しみだけが残ってしまう。
それに自殺する勇気があるのなら、辞める勇気だってある筈なのだから。



ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-02-25
北川恵海
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