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zoom RSS 映画「海難1890」

<<   作成日時 : 2016/01/10 17:06   >>

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正月休みに映画「海難1890」を鑑賞しました。

この映画は、日本とトルコの長年にわたる友好関係をテーマにしたドラマ。
海難事故に遭ったトルコ軍艦エルトゥールル号への日本人による救援と、トルコ人によるイラン・イラク戦争時の在イラン日本人救出という、両国の絆を象徴する二つの出来事を見つめる作品。

ストーリーは、1890年、和歌山県串本町沖。
後のトルコであるオスマン帝国の親善使節団を乗せた軍艦エルトゥールルが座礁して大破、海に投げ出された乗組員500名以上が暴風雨で命を落とす。
そうした過酷な状況下で、元紀州藩士の医師・田村元貞(内野聖陽)やその助手を務めるハル(忽那汐里)ら、地元住民が懸命の救援活動に乗り出す。
イラン・イラク戦争中の1985年、日本政府は危機的状況を理由に在イラン日本人の救出を断念。そんな中、トルコ政府は彼らのためにある行動を取る。

19世紀と20世紀の史実に基づいて作られた作品。
親日国でもあるトルコと日本が時代をまたいで語られる友好的なストーリーに興味を持って劇場で鑑賞してみる事にしました。

映画のタイトルの一部にもなっている1890年で親睦の為に来日したオスマン帝国が帰国時に暴風雨に巻き込まれてしまいます。
劇中内でも暴風雨で遭難するシーンが残酷なまでに描かれていました。
絶望的な状況でも逃げようとせず困難に立ち向かった船長の行動力には「これぞリーダー」と思わせるものを感じました。
乗客を見捨てて真っ先に救出船乗った韓国人に見せてやりたいです(爆)

ただ、遭難シーンと芸者が踊るシーンが交互に回すシーンが「くどい」と感じるくらいだった。
多少端折った部分もあった方がいいけれど、芸者のシーンは短くした方が良かった気がします。

でも、その後の救助シーンは良かったです。
何とか沖に辿り着いたオスマン帝国の乗組員を目の前にして、住民らがたとえ外国人であろうと人命救助を優先した。
救助する事によって漁にも出られないイコール自分達の食料も確保できないという困難な状況の中でも目の前にある消えかかっている命を助けようとした住民の姿勢には感服させられました。

そして時代は、1985年へと移っていきます。
1985年と言えば、日航機墜落事故の年ですが、イランイラク戦争が勃発したのは、それ以前の話。
鑑賞時は日航機墜落事故の事もあって飛ばせなかったのではないのかと思っていたのですが、後で調べたら自分の勘違いだった事に気づきました(^^;)

この時も日本政府(当時は中曽根内閣)は在日米軍がいち早く現場に駆けつけたにも関わらず、自衛隊のメンツにこだわって救助許可を出さなかったという事実があるそうです。
トルコの方がイランより近いといえ、トルコの方が迅速で勇気ある行動が出来たのですね。
トルコの邦人救出劇には感動しますが、日本政府の対応にはガッカリでした。

しかし、一番許せないのはイラクの独裁者だったサダム・フセイン。
停戦協定を破棄して戦争をけしかけたフセインの所業は、まさに「鬼畜」と呼ぶにふさわしい。
その後のサダム・フセインの末路はご存知の通りです。

最近で日本とトルコの関係で思い出すのが、2002年の日韓W杯で日本とトルコが決勝トーナメントで対戦した事。
その時は、トルコが日本に勝って同大会で3位になっていますが、この日韓ワールドカップの大会期間中に、トルコ代表がユニホームを和歌山県串本町に寄贈したというエピソードも残っています。

尚、今のトルコは隣国の情勢に巻き込まれて治安も悪化していると聞きます。
2020年の五輪招致で東京に敗れてのも隣国のせいなんですよね。
その4年後の東京五輪で、我々日本人が、多数来日して来るであろうトルコ人を含む外国人に対して良き友好関係を築く事が、果たして出来るのでしょうか?

ちょっと映画とは脱線した話をしてしまいましたが、世紀を超えた友好関係を描いた作品を観る事が出来て良かったです。
いかなる時代でも助け合いは大事なんですよね。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
良い作品でしたね。
日本ではあまり知られてなかったようですが、こうして映画化されたのは良いことだと思います。
日韓W杯の時、トルコの方がどちらも応援したいから複雑だというのをテレビで見たことがありました。
yukarin
URL
2016/01/10 22:37
 >yukarinさん
自分も1890年に、そのような事があったとは今まで知らなかったので勉強になりました。
ちなみに日韓W杯の件ですが、3位決定戦では韓国でなくトルコに勝ってほしい気持ちがあったし、実際に勝ってくれれ嬉しかったです(^^) 
FREE TIME
2016/01/11 10:00
いいお話を描いているのに、そのバランスの悪さ、ムダなシーンの多さが映画をいい作品へと昇華しきれずにいたという感じでしたね。
こういう日本が世界に愛される逸話はどんどん映画化すべきですよ。
にゃむばなな
2016/01/11 10:30
 >にゃむばななさん
19世紀のエピソードと20世紀のエピソードのバランスが悪かったのが残念でしたね。
それでも、映画を通じてトルコとの友好が広がっていければいいなと思わせてくれる映画でした。
FREE TIME
2016/01/11 19:46
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